窪田空穂 「評釈」の可能性 (近代「国文学」の肖像)

著者 :
  • 岩波書店
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000269797

作品紹介・あらすじ

注釈とはどのようないとなみであるのか。『万葉集』『古今集』『新古今集』の三大歌集をはじめ、『伊勢物語』『枕草子』などの散文、近世和歌、芭蕉の俳句に至るまで、膨大な古典作品の注釈を積み重ねた窪田空穂。「評釈」という独自の方法から、近代的注釈のあり方を模索した。その生涯と学問的業績を、時代のなかに描き出す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「近代『国文学』の肖像」と題された5冊のシリーズで、近代に「日本文学研究」の基礎を築いた5人の研究者について、古典文学研究者がその実像と学問の本質に迫る(ひとり1冊ずつ)。取り上げられているのは、「日本文献学」を提唱した芳賀矢一。国文学研究の枠だけにはおさまらない学際性を発揮した藤岡作太郎。古典の本文の校訂に力を傾けた佐佐木信綱。多くの古典に注釈を施し、新しい注釈のあり方を模索した窪田空穂。古代文学研究を基盤に常に文学の本質を問い続けた高木市之助。以上の5名である。合わせ読むことで、「古典研究」を通して日本がどのように近代化を進めようとしていたのかが窺われる。古典や歴史に興味がなくても、伝記としてもおもしろく読めるので、どれか一冊でも読んでいただきたい。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1957年、東京都生まれ。
早稲田大学教授。
日本中世文学・和歌文学・女房文学専攻。
『女房文学史論―王朝から中世へ―』(岩波書店、2019年)、「小倉色紙と「嵯峨中院障子色紙形」―紙背と成立を中心に―」(『かがみ』第50号、2020年3月)

「2020年 『和歌史の中世から近世へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田渕句美子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×