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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784000269872
作品紹介・あらすじ
書物との出会いを通して人は新しい自己を発見する。臨床心理学の大家にとって、どんな本がその思考形成に大きな意味をもったのか。幼少の頃から数多くの本を好んで読んできた著者が自らの読書遍歴を振り返り、200冊近い本を具体的に取り上げつつ、読書から受けた恩恵について語る。思考形成に大きな意味をもった書物との出会いを通して語られる自己実現の物語。人間理解のための、また心理臨床を志す人にとっての最適のガイドブック。
みんなの感想まとめ
人は書物との出会いを通じて新たな自己を発見し、深層意識を探求する旅に出る。本書では、著者が自身の読書遍歴を振り返り、200冊近い書籍を通じて得た知見や思索を語る。特に、物語や神話が人間の無意識を映し出...
感想・レビュー・書評
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岩波書店の「グーテンベルクの森」というのはシリーズで全部で9巻あるようです
このシリーズの共通の趣旨は「著者が自分で今まで読んできた中で影響を受けた本を紹介する」ことのようです。
私には馴染のない人ばかりです。
https://www.iwanami.co.jp/search/s7651.html
河合隼雄の読書人生 (岩波現代文庫 社会 285)というのが、この本の新装版として文庫本で出ています。
https://booklog.jp/item/1/4006032854詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★★★2021年8月★★★
河合隼雄氏が人生の節目節目でどんな本を読んできたのかを紹介する。人間とは何か、意識とは何か、という事を深く考えさせられた。
物語や神話といったものには、人間の無意識なものが表現される。(村上春樹氏が地下室と表現したものか)夢というものもそう。人間の無意識、深層意識に現れだという。
本を通して人間の深い部分をのぞこうとする、河合氏の姿勢が見て取れる。
例えばグリム童話によって、キリスト教以前の人々の考え方、宗教が見えるはず。隠れキリシタンの間での信仰の経年変化によって日本人の意識が見える。
僕たちが物語を読むのは、「悪しき物語」に対抗するためだと村上春樹氏は述べたが、河合氏も似たような考えを持っているのではないかと推測する。 -
これはすごい本だと思う。日本人がここまで広く深いことをさらりと言ってのけるのは誇らしささえ感じる。わかりやすくとても共感することができた。生きていたら会ってみたかったな。読んでよかったと思える一冊です。
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妙に癒される一冊。読むだけで、河合さんののびのびした人柄に、勇気をもらえるような気がします。
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・ある人にとっては星を一つ見たというだけで、「うん、わかった!」と思ったからといって、「あなたも星を見てください」と言っても、ぜんぜん駄目でしょう?それはなぜかといったら、星のもっているシンボリズム、象徴が、何をその人に訴えているかというのが違うのです。
・「天地始之事」。いちばん大事なところはどういうところかというと、アダムとイブが、皆さんご存知のように、禁断の木の実を食べます。神さまがすごく怒って楽園を追放すると言います。西洋であれば、アダムとイブは永久に楽園を失うわけです。日本の話は、神さまが追放すると言ったら、アダムとイブが「何とか帰らせてください」と言う。神さまは「よかろう」と言われるのです(笑)。「400年経ったら帰ってこい」と言われるのです。「絶対に許さない」ということ、それは日本人には考えられないのです。
・デイヴィッド・ミラーさんが私にどう言ったかというと、「われわれヨーロッパ、アメリカの人間は命をかけて多神教のよさを知らなくてはならないし、日本人は命をかけて一神教のよいところを知ろうとしないと駄目だよ」と言いました。それは忘れがたいです。やはり、それは命がかかるぐらいのことなのです。いい加減にではなくて。だから、日本人が個人として生きるなどは、ほんとうに命がけのことで、それほどの覚悟がいる。 -
4回の対談を本にされたもののようですが、この「深層意識への道」「心の扉を開く」は先生の人生の各時代に読んだ本、そのときの思い出や記憶、さらに心が語られていて、特に“悩んだあなたを癒しますよ”と謳った本ではないし、そのために書かれた本でもなく、どちらかと言うと読書離れの現代に『こんな本、ありまっせ』みたいな軽い感じ。
それなのに、読んでいくと夢中になり、だんだんと心の中がすっきりとしていく。そんな印象を覚えました。その時々の先生の悩みと自分の今がシンクロするのでしょうか?
それでも、サスガは日本一の臨床心理学者の読書の歴史。私では到底読めない本なども掲載されています。心理学に興味があってもなくても楽しく読めます。 -
河合隼雄氏の少年時代から執筆時までの歩みと、影響を受けた本を紹介した本。
どういう風に海外でユング心理学を学び日本に広めていったのかが読みやすく書かれていて興味深かった。
紹介されていた本は専門的なものもあるが、いつか機会があれば読んでみたい。 -
心のはたらきに、考えるというはたらき「思考」、感じるというはたらき「感情」がある。「直観」というのはハッと分かる人ですね。「感覚」というのは、見る、聞く、匂うなどの五感です。
主機能
ユングは心の補償作用ということを重視します。とにかく一面的になるのを嫌い、何らかの補償作用によって、全体のバランスを保とうとする傾向が人間の心にあると考えます。
「全体としてどうなっているか」ということが、何事にとっても大事だと。 -
図書館所蔵【019.9KA】
心の専門家がどんな本を読んで思索し成長したか、そういう本です。日本から世界に羽ばたいた1人の心理臨床家が本に出会っていく歴史です。 -
真摯に生きていきたいと願うひと全てにおすすめしたい本です。
文学や音楽、宗教、教育、子育てなどなど、すべてにつながる大切なことが書かれています。 -
河合隼雄さんの半ば自伝とも言える本。彼の現在までの人格形成過程に影響を与えた書物を紹介しながら、数学者から心理学者への道のりや、ユング心理学についても深くはないが語っている。普段僕が触れない部分への興味をかきたてられた本。
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河合氏が今に至った過程を、当時読んだ本を紹介しながら平易に語る。名言「道草こそが、本当の道だ」を知ったのが嬉しい。
モンテクリスト伯の「待て、しかして希望せよ」もいい♪
自分のやり方・自分の情緒・自分の分と言うものを知る事こそ自我の成熟だと再確認(笑)。
この本が好きな人におすすめの本
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