魔女狩り (ヨーロッパ史入門)

制作 : Geoffrey Scarre  John Callow  小泉 徹 
  • 岩波書店 (2004年10月20日発売)
3.40
  • (1)
  • (5)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
  • 53人登録
  • 6レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000270915

作品紹介

ヨーロッパの魔女狩りは、「暗黒」の中世ではなく、近代が胚胎しつつある一六、一七世紀に爆発的に起きた。この「狂乱」を成り立たせた原動力は何だったのか。迫害にはいかなる地域差があり、またどんな人が犠牲になったのか。進展著しい魔女研究を綜合し、魔女観の形成、社会統制、民衆文化、女性迫害などの多様な論点から、ヨーロッパ史の「闇」の本質に迫る。

魔女狩り (ヨーロッパ史入門)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • カテゴリ:教員著作物
    史学科:小泉徹教授の著作物

  •  魔女について、そして魔女狩りについて、歴史に基づき客観的に考察している本。
     今でこそファンタジーの象徴だけれど、昔の人々は心から魔女の存在を信じ、恐れ、あるいは畏怖し敬ったりもした。
     賢者や知識人、娼婦や人を誘惑するものなど、大衆から浮いた存在を魔女と呼ぶ傾向があったようだ。彼ら彼女らを異端としたのは、宗教の派閥抗争による策略だという説もあれば、女性の権威失墜をもくろんだという説、社会不安の矛先が魔女に向かったという説など様々ある。
     多分、それらが総じて魔女狩りの悲劇がおきてしまったんだろうな(´・ω・`)
     結局、魔女狩りが収束したのは、産業革命によって人々がそういった「あいまいなもの」を信じなくなったためという説が有力らしい。
    かつて信じられていたドワーフや妖精の存在が、産業革命によって大衆の価値観に科学技術の尺度が加わり、人々の心から消滅した。
    もう風の音や森のざわめきを聞いて、巨人やらピクシーを思い浮かべる人もいないのだろう、と。
    なんだか少し寂しいかな。

    大河をつかむようなスケールの大きな話で、少しつかめない感がも否めません。でも、とても興味深く面白い本だと思います。

  • 入門書。
    日本人著者以外の、ヨーロッパの人間が書いた魔女裁判概略が読みたかったので、ちょうどよかった。
    地域研究が思ったより充実している。130ページもないので、「思ったより」である。
    参考文献も和訳してあるのはとてもありがたい。日本語文献案内のページもある点でも、立派な「魔女狩り」入門書。

    色んな視点から見てるので、魔女についてもっと知りたいという人にもおすすめ。文章もわかりにくくない。

    本が軽いのって素敵。持ち運びも楽、読むとき肩がこらない。

  • 常識は常識じゃないんだ!!
    これ読んでから、自分の考えを優先して決めるようになった。
    世の中の普通がそうだからって、わたしは違う!ってな感じで。
    常識は非常識かもしれないから。間違ったことかもしれないじゃん。惑わされてはダメなんです!
    だから、自分の心に従う。
    世の中の普通が怖いと思った。

  • にゅうもんてき。

全6件中 1 - 6件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
マルセル モース
ヴィクトール・E...
ドストエフスキー
ZOO
乙一
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする