ヒトと動物の関係学〈第1巻〉動物観と表象

制作 : 奥野 卓司  秋篠宮 文仁 
  • 岩波書店 (2009年4月24日発売)
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • 17人登録
  • 4レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000271073

ヒトと動物の関係学〈第1巻〉動物観と表象の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 請求記号・480.4/Hi/1 資料ID・100053454

  • 複数人による動物観に関する言論集で、自分ではそこまで深く考えたことは無かったが身近ではある動物論が多く載っていてなかなか面白かったと思う。

  • 3章4章

    今日のトーテミスム クロード・レヴィ=ストロース
    動物たちの沈黙<<動物性>>をめぐる哲学試論 エリザベート・ド・フォントネ
    人間性と動物性 鷲田清一
    異者としての動物-戦後日本マンガでの動物表象 齋藤光
    人間と人間以外の動物は、同体化の観念から見て、連続性を断ち切って考えることはできない。


    序章
    人と動物の関係学について。難解。表象学やら宗教学に通じてないと、この内容は理解できない。ないしは、章末に上げられている38冊の本を読んだ後なら理解できるのかも。学際的な内容を理解しようとすることが、いかに広範な知識を要求されるのかを知らされた。

    第1章 動物観と表象の背景
    対称性の思考としてのアニミズム
    難解。文化人類学、アニミズムを広く理解していないので理解できない。読んでて、苦しかった。

    動物をめぐる比較宗教学
    やはり難しい。大学のパンキョーで学んだ文化人類学のあっさーい知識が若干役に立ったかも。説かれていることは難解だが、バリ島(ジャワ人、イスラム教徒)、オーストラリアのアボリジニの風俗は、読んでいて興味深かった。「野生に通ずるパイプ」に支えられる現代宗教のメカニズム…ね。


    キリスト教世界における動物愛護思想の歴史的文脈
    キリスト教には多少通じているつもりの自分として興味深い内容であり、かつ理解しやすい内容であろうと考えた。しかし、やはり難解だった。
    後半、マーチン法の成立、SPCA/RSPCAが組織されて以降の記述を読んでいると、キリスト教世界において、(かのヴィクトリアやその他の)女たちが動物愛護思想を広めていったのではないかと思えた。(私の読解力の問題である可能性は大いにあるが、)キリスト教世界における動物愛護思想の発展が、その女たちがキリスト教徒であったということと、どこまで関連性があるのだろうと思われる。

    民族と動物
    人間がどのように動物を認識してきたか、利用してきたか、意味づけているか
    台湾原住民族パイワンの人々の自尊心が踏みにじられたことへの怒りや悲しみがこめられている詩、「百歩蛇は死んだ」の抜粋は痛烈だった。

    仮面と動物-儀礼の中に生きる動物たち
    ザンビア、チェワ社会における仮面の伝統と動物のイメージとの関係が記述されている。「村」と「森」、「内」と「外」の区別。結論として日本各地の仮面の芸能や、テレビや漫画に登場する仮面のヒーローの物語にも通底する。
    仮面は「異界」=人間の知識の及ばぬ領域を示すもの。
    野生動物は、自らのコントロールの効かぬ存在として、まっさきにイメージされるものであるらしい。

    やっと1章を読了

  • 日本最古の漫画は擬人化もの。

全4件中 1 - 4件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ヒトと動物の関係学〈第1巻〉動物観と表象はこんな本です

ツイートする