- 本 ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000272445
作品紹介・あらすじ
なかなか口に出せない日々の思いや悩みを,短歌に託して表現してみよう! そうして言葉にすることで気持ちが楽になったり、次の一歩が踏み出せることもある.「短歌を詠んでみよう!」と呼びかけるとともに,その魅力、豊かさを二人の歌人が多くの作品を通して伝える.短歌部へ、ようこそ!.
感想・レビュー・書評
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短歌の入門書ですね。
中高生向けの短歌へのいざないです。
短歌を通して、自分の気持ちを表現する事によって、新たな発見を得られたりで、気持ちを楽にできると、推薦されています。二人の歌人が案内役。
小島なおさん(1986年、東京生まれ)歌人。
千葉聡さん(1968年、神奈川県生まれ)歌人、高校教師。
中高生に寄り添った、悩みの解決法なども語りながら、短歌を紹介されています。
学校は直角の場所
ゆうぐれにテストひとたば持ちてあゆみく
吉川宏志『鳥の見しもの』
昼休み友だちがくれた
ポッキーを噛み砕いてはのみこんでいく
加藤千恵『ハッピーアイスクリーム』
嬉しくて風を殴った
嬉しくてもう痩せたいとおもうことなく
雪舟えま『たんぽるぽる』
よく笑ふ親の子供は
よく笑ふなんでもなくてしあはせなこと
大松達知『アスタリスク』
海に向く背中ばかりの
海にきて海もまた後ろ姿と思う
小島なお『展開図』
フォルテとは遠く離れてゆく友に
「またね」と叫ぶくらいの強さ
千葉聡『そこにある光と傷と忘れもの』
馴染みやすく、優しく丁寧に語りかけながら短歌の良さを紐解いてくれます。装丁とイラストも楽しく愉快に、気持ちを和ませてくれますね。
短歌の入門書としては良書だと思います。
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たった31文字で沢山の情報を残しておけるとか
心情とか情景、口に出せない悩みや苦しみも短歌に託して詠んでみようとゆうことで短歌部に入部してみたんですけど・・
中学生向きの入門書かと思ってましたが
どちらかとゆうと、今持ってる悩み、劣等感、人と違うことで沈んだり、マイノリティな人に向けて、そんな気持ちに寄り添って、そのままでいいんだよって言ってくれる啓発本のようでした。
それにしても凄いと思うことは31文字の短歌の解釈がその何十倍かの文字を使ってなされてること。解釈がないとなるほどと思えないイメージ力の低さ、なんとゆうか、で、どうしたのって感じで、あれどうなってるのでしょうね。
短歌じっーとみつめてても膨らんでこないのに
熱湯かけると3分で膨れあがるフリーズドライなら簡単に調理できるのに、私はそのお湯を持ってないので味わえない。うーむ、結構難しい
入部するとタンカをきってみたものの夜ごと離れる月と金星 -
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2022/07/29
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111108さん こんにちは☆
いらっしゃいませ。
お近くの図書館にもあるんですね☆
お手元に届きますように(^^♪111108さん こんにちは☆
いらっしゃいませ。
お近くの図書館にもあるんですね☆
お手元に届きますように(^^♪2022/07/29 -
2022/07/29
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若い歌人の小島なお、高校教師でもあるちばさと、お二人による中学生くらいを念頭にした短歌入門書。年齢に関係なく、エッセイとしても心地よく読める。
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学校の休み時間に、病院でのちょっとした待ち時間にパラパラめくった本。
全てのページをじっくり読んだわけではないけど、どこからでも読めるのがすごく良い。
これなら時間がなくても読めるし、久しぶりに開いたらストーリー忘れてて始めからって展開もない。
内容は本当に共感できるものばかり。不登校の子、無性愛者の子、LGBTの子など。
起承転結はないけれど、ただ想いを書き連ねるというか...本当に感動した。
学生の方にオススメ-
学校の休み時間に、病院でのちょっとした待ち時間にパラパラめくった本。
全てのページをじっくり読んだわけではないけど、どこからでも読めるのが...学校の休み時間に、病院でのちょっとした待ち時間にパラパラめくった本。
全てのページをじっくり読んだわけではないけど、どこからでも読めるのがすごく良い。
これなら時間がなくても読めるし、久しぶりに開いたらストーリー忘れてて始めからって展開もない。
内容は本当に共感できるものばかり。不登校の子、無性愛者の子、LGBTの子など。
起承転結はないけれど、ただ想いを書き連ねるというか...本当に感動した。
学生の方にオススメ。2022/09/30
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背ラベル:911.1-コ
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短歌とは何か、どうやって楽しむのか、作るのか。それだけでなく、今を生きるためのツールとしての短歌、という面も見せる。
自分でも理解できない自分の気持ちを整理する方法。そこから短歌へと繋がるのは素敵なことかもしれない。 -
文字が少ないから触れやすく思えるんだけど、裏の意味とか考えると、実は難しいと感じる部分が増えてくる。そんな奥深い文学だと思うけど、でも気になるって人への入門編。
著者プロフィール
小島なおの作品





