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本 ・本 (126ページ) / ISBN・EAN: 9784000272575
作品紹介・あらすじ
絵本は「小さい子どもたちの読み物」「情緒を豊かにしたり、知識をつけたりするもの」と思っている人も多いのでは・・・・・・。本書ではそんなイメージを覆す絵本の楽しみ方や味わい方を、「アート」「推し」「10代の悩み」など様々な切り口から紹介します。そうして出会う古今東西の作品を、巻末にリスト化して掲載。
感想・レビュー・書評
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中学生に読み聞かせをするための大人に向けて。
じゃなくて!
中学生への絵本のススメ。
順に追って読んでいかないと取りこぼしてしまうけど、中学生という思春期の微妙なお年頃の子達に寄り添ってくれそうな絵本が紹介されている。
でもさ、出だしがまずは飾ってみよう!ジャケ買いもいいね!みたいのが面白い。
確かに絵本を飾るって発想はなかったわ。
表紙が素敵な絵本って沢山あるもんね。
今年たった3回だけど中学生への読み聞かせに行ってさ、あるクラスは食い入るように前のめりで聞いてくれて、またあるクラスは真剣に聞いてくれてね。(それぞれそんな本を選んだんだけど)
でも想像以上に中学生にもまだまだ絵本って力を持っているんだなと思ったんだよね。
来年度も読み聞かせ継続できそうなので、こちらも気合い入れて絵本を沢山読むのです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「絵本」というものに対してのアプローチの仕方を学生向けに噛み砕いて薦めている本。
学生向けだが、大人が読んでもやさしい言葉で書かれているので、あたたかい気持ちで読める。
読む以外にも「飾る」「見つめる」「集める」…普段本を手に取らない人は、こういう点に着目して探すと楽しいかも!と提案してくれる。
絵本って、身近に小さい子がいないと中々手に取りにくいけど、本当は誰にだって門戸は開かれている。
そんな当たり前だけど見落としがちな「絵本」について改めて考えるきっかけになった良書。
手に取るための提案ごとに、筆者おすすめの絵本もいくつかピックアップしている。
その絵本に対する筆者の見解が面白く、個人的には気になる絵本が満載!
ゆっくりと自分が気に入った絵本を読んでいこうと思う。
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大人に近づいた中学生向けに絵本をおすすめしている本です。少し大人になったからこそもう一度読んでほしい本、多感な時期だからこそサプリのように読んでほしい本など、紹介の仕方も面白かったです。大人になってから久しい方にも、仕事や家事、育児、そして人生の一休みになる絵本があるというお話も良かったです。
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中学生に絵本の面白さ(奥深さ)を伝えたい!という熱量が伝わってくる。たくさんの絵本が紹介されるけど、表紙が図版として掲載されているのは1/5程度。そこがもったいなかった。
図版がもっと多かったら、図書館や図書室で「あ、あれだ!」とすぐにわかる。というか、それが絵本の入口として一番近道だと思う。切口が良い分、もったいない!と感じたポイント。 -
知らない作品が多くて、残念ですが共感出来ない事もありました。
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変なこだわりとか体裁とかもあり、中高時代なんて特に、絵本から距離を置きがちな時期だと思うんだけど、そんなときでもやっぱり絵本は良いよ、っていうこういうガイド、いいですな。絵本じゃなきゃ!っていう押しの部分をもう一歩!とは思ったけど、あまり押しつけがましくてもいかんのかもね。
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小さいころ童話館のぶっくくらぶにお世話になった身としては、中の人がこんな気持ちで本を選んでくれていたのだな、とわかってとてもうれしい。
年齢が上がるにつれて、一度は本を読まなくなった時期もあったけれど、大人になってまたこうして読むようになったのは、あの頃読んでもらった絵本の記憶があるからなのだろうなと思うし、もっと欲張りなことを言えば、10代のころにもう一度絵本と出会い直していれば、もっともっと人生が楽しかったのではないかと思う。 -
いい絵本はたくさんあるから。ふと手に取った絵本に救われることもある。確かに、アートとしてもいい。
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中学生にも絵本を読んで欲しくて!
こういう本を揃えて意識改革を行う計画。
飾るだけでもいいんだよ、とか
心の助けになるよ、とか優しい言葉で書かれていてとても良い1冊でした。