- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000280488
作品紹介・あらすじ
ジェンダーに関する基本的な解説に加えて、性役割分業、労働、セクシュアリティ、ケア、社会政策などのトピックを幅広く採り上げ、「ジェンダーの社会学」の理論と実践を、第一人者が平明に解説。
感想・レビュー・書評
-
人権論のテキスト
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レポートに役立った!入門ということで読みやすい!
空白の部分とか図があって、文字がズラズラと並んでいない。
宮教大OPAC
https://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/opac/volume/526394 -
タイトルの通りジェンダー論の入門書。ジェンダーやフェミニズムの文脈で取り上げられている論点を簡単に紹介する。ちょっとライトすぎる気もするけど、どこにどんな問題があるのかという論点出しとしては悪くないかな。自分の知識をざっと見なおして整理するぶんには使える(本当にざっとだけど)。そのうえで、関心をもった領域はもう少し専門的な文献をさらっていくという感じだろうか。
-
「女はこういうものだ」、「男はこういうものだと」いうステレオタイプやそこから来る問題、生きづらさなどについて統計データも交えてわかりやすく解説している。
読んでいて興味深かったのは、性別が三つある社会があるというもの。ポリネシアでは、「男」、「女」だけでなく「トゥトゥ・ヴァイネ」という性別が存在する。この社会では、「男」には漁労、「女」には畑作、「トゥトゥ・ヴァイネ」には育児・家事の性役割が割り当てられている。「トゥトゥ・ヴァイネ」は生物学的には男性。親は生物学的な男の子が生まれた際に、その子を「男」として育てるか「トゥトゥ・ヴァイネ」として育てるかを決めることになる。
私達が普段当たり前と捉えているものが、実は文化・社会・時代によって変わり、作られてきたものだということが様々な例で説明されている。