「知」の方法論 論文トレーニング (岩波テキストブックスα)

  • 岩波書店 (2008年5月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784000280495

みんなの感想まとめ

思考力を高めるための体系的なアプローチが紹介されており、特に社会人や学生にとって有益な内容が展開されています。複雑な情報を整理し、論理的に再構築するための手法や、問題意識を育てるための具体的なテクニッ...

感想・レビュー・書評

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  • 例えば社会人が修士課程に行く意義とかまさにここに書かれている。
    考えるレベルを4つに分け、最終的には問題意識をもって知識や情報の連関、体系化、分析。そして実証と論理で再構築ができるようになることを目指す。
    考える力をつけるにはまず知る力をレベルアップさせる。事実とそれ以外を区別し、分類する力をつける。切り分け分析する力をつける。被説明変数を説明変数で明らかにする謎解きの道具と道筋が分析枠組。そしてそれを論理で再構成する。論文はなにではなくなぜを問う。抽象の階段を昇り降りする。なぜなぜチェーンで思考を深める。
    読書カードや分析カード、リサーチデザインといった論文を書くためのテクニックや、教え子の実体験も紹介していて、これは論文を書く学生に大いに参考になる。問題意識を問題設定に発展させ、分析対象を確定して先行研究を調べて自分の研究を位置付ける。そして概念を明確化し分析枠組みを決めて調査、分析し、結論を導き出す。

  • 「論文って何だろう?」「一体どうやって書いたらいいのだろう?」。大学に入学したばかりの頃、私はこれらの疑問を抱えていました。そして、それにも関わらず、その答えを知らないままに大学生活を“なんとなく”で過ごしてしまいました。そしてその結果、大学生活の集大成とも言える卒業論文を執筆する際、とても、非常に、大いに苦労しました。

    本書は、冒頭で私があげたような疑問を抱えている学生のみなさまをサポートすることを目的としています。具体的には、読者に対して第I部で「考える」トレーニングを、第II部で「書く」トレーニングを、そして第III部でそれらを実践することを促すことで、読者が論文執筆というアカデミックな知的作業を行えるよう手助けしてくれるのです。また、本書は上記の過程を通して、読者が「考える力」、すなわち「思考の軸」を備えることをも手助けしてくれます。この点において、本書は世の中に数多く存在する論文執筆のためのハウツー本と一線を画していると言えます。

    私は大学院に入学した後にこの一冊と出会いました。そして、知的生産の楽しさに気づくとともに、もっと早く出会っていればと後悔しました。もちろん、本書を読むだけですぐに素晴らしいレポートや論文が書けるようになるというわけではありません。しかし、本書はあなたがそうした学術的な
    ”生みの苦しみ”
    を乗り越える際の一助となるはずです。来るべき卒業論文の執筆に備え、そしてまた限りある大学生活を有意義に過ごすため、ぜひとも一人でも多くの方に手に取っていただきたい一冊です。
    (ラーニング・アドバイザー/国際 OKUYAMA)

    ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1329936

  • さらっと流しただけなので、要再読。分析カードの件は、読書猿さんの「コンテンツ・マトリクス」とちょっと似ているなと感じた。

    【基本情報】
    ・目次→スケルトンの順で作る

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00201407

  • 発掘したので遡って登録。以下,読了当時(2012/11/20)の感想: ときどき社会学の場合ならではの話になったりもするけど,基本的にはどんな分野でも共通のことを説明してくれていて,わかりやすかった。参考になったことのキーワードを並べてみると,「抽象の階段」「考えるレベル0〜3」「読書カード」「論文スケルトン」「異言語で要約を書く」あたりかしら…。

  • 知る力は考える力の基本。知識がなければ知識を使いこなすこと、考えることなどできない。考えるにあたってまず必要なのは、題材や材料を得ること。
    考える力のメインは分析する力。何を明らかにするのかを明瞭にすること。
    実際の分析は実証作業。どのように実証するかという枠組みがあるかないかが、作業の成否を左右する。

    何が問題なのか、なぜそうなのか、どのように対応するのか。

    考えることは知的作業であるが、考えた内容を表現するのもさらに知的作業。
    研究はリサーチデザイン(研究の設計)、実際のリサーチ(調査と検証)、リサーチ結果の分析。研究の出発点となるのは問題意識。
    リサーチデザインの要は、問題設定と分析枠組み。

  • 紹介スタッフ:まっぴぃ
    論文を書くための本だけど、その中の「抽象の階段」は行動をする上でも役立っている。

    What:「何を」
    Why: 「なぜ」
    How: 「どうやって」

    このうちのwhyの部分!!



    例1:自分自身の就職活動において・・・
    What:広告業界をやる!
    Why:×広告業界がやりたいから。→ただのわがままで、軸がない。伝わらない。
       ⇒○生活者を楽しませたい。気持ちを動かしたい。
    How:広告だけじゃなく、印刷・百貨店業界も視野に入れるようになった。
    軸・理念があれば、自分の可能性が広まる!!
    例2:100km徒歩の旅筑波大学説明会に向けたビラ配りにおいて・・・
    What:ビラ配りをする。
    Why:×事業をしってもらいたい。
    How:×事業について説明しながら配布した。

    Why:○説明会に来てもらいたい。スタッフの魅力を伝えたい。
    How:○笑顔で、日程だけを伝えながら配布する!

    大ちゃんのHEROES3分間セミナーにもあったように、
    理念・軸があると根拠ができて、人に伝えることができる。
    普段から「抽象の階段」でコミュニケーション向上!!

    ≪フィードバック≫
    (大ちゃん)100kmの魅力を伝える、キャッチコピーは??
    ⇒(まっぴぃ)「出会いの場」:
    100kmでバックグラウンドが違う人たちと出会い、いろいろな考え方を知ることができた。
    これから事業をすすめると、新スタッフや子どもたちにも出会うことができる。
    この100kmは「出会い」で成り立っていると思うから。
    ⇒(ちゃそ)同感!!歩くのが好きで、はじめ知人はひとりもいなかったから。

    (さがちゃん)パワーポイントまで準備してきていてすごい!自分の具体例まで落とし込みができていてわかりやすいプレゼンで、わたしも参考にしたいと思った。本についてもう一言二言、ふれてほしかった。
    ⇒(まっぴぃ)発表がへただから、パワポなどの使える道具をつかった。

  • 請求記号: 816.5||I
    資料ID: 10801667
    配架場所: 工大一般図書

  • 岩崎先生の授業の本。

    論文の書き方のトレーニング及び方法論。

    読んでおくとためになる!

    What Why How を通じてちゃんと論理に従った
    論文(修論)を完成させよう!!!

  • 2009/6/17

  • 実用的な部分は全体の2割程度。

    しかし、いずれもヒントにはなる。

    論理的文章かどうかを自己検証する方法は、参考になった。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授

「2021年 『一票の較差と選挙制度』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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