「知」の方法論―論文トレーニング (岩波テキストブックスα)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 94
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000280495

作品紹介・あらすじ

学生たちは訓練次第で素晴らしい成長を遂げることがある。知る、考える、書く。それぞれの作法を体系的に身につければ、「知的生産の楽しみ」が分かるようになる。その方法論を、著者が大学のゼミで蓄積してきた論文指導の経験をもとに書き下ろす。学生のみならず社会人にも必要な「考える力」「伝える力」を鍛えるために。

感想・レビュー・書評

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  • 「論文って何だろう?」「一体どうやって書いたらいいのだろう?」。大学に入学したばかりの頃、私はこれらの疑問を抱えていました。そして、それにも関わらず、その答えを知らないままに大学生活を“なんとなく”で過ごしてしまいました。そしてその結果、大学生活の集大成とも言える卒業論文を執筆する際、とても、非常に、大いに苦労しました。

    本書は、冒頭で私があげたような疑問を抱えている学生のみなさまをサポートすることを目的としています。具体的には、読者に対して第I部で「考える」トレーニングを、第II部で「書く」トレーニングを、そして第III部でそれらを実践することを促すことで、読者が論文執筆というアカデミックな知的作業を行えるよう手助けしてくれるのです。また、本書は上記の過程を通して、読者が「考える力」、すなわち「思考の軸」を備えることをも手助けしてくれます。この点において、本書は世の中に数多く存在する論文執筆のためのハウツー本と一線を画していると言えます。

    私は大学院に入学した後にこの一冊と出会いました。そして、知的生産の楽しさに気づくとともに、もっと早く出会っていればと後悔しました。もちろん、本書を読むだけですぐに素晴らしいレポートや論文が書けるようになるというわけではありません。しかし、本書はあなたがそうした学術的な
    ”生みの苦しみ”
    を乗り越える際の一助となるはずです。来るべき卒業論文の執筆に備え、そしてまた限りある大学生活を有意義に過ごすため、ぜひとも一人でも多くの方に手に取っていただきたい一冊です。
    (ラーニング・アドバイザー/国際 OKUYAMA)

    ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1329936

  • 2015.12.27
    レポートのテーマ設定というテーマのレポート作成の参考文献として使用。考える力のレベルという記述は目から鱗。私はどこのレベルだろうか、、、。多くの大学生が、レベルの低い段階に留まっている気がする。レベルをあげていこうという原動力は、知的好奇心だろうか。より厳密に、より正確に探求できるようになるためにも、考えるレベルをあげていこうと思った。しかし一方で、もちろん論文においては考えるレベルの向上は必要だが、より日常的には、つまり考えることや議論を単純に話し合っているうちは、それを楽しんでいるうちは、レベル2くらいでもいいのかなーなんて。考えることを楽しむか、考えることをより厳密にするか。どちらにしても、厳密に考えることができるようになってから考えるべきことか。

  • 知る力は考える力の基本。知識がなければ知識を使いこなすこと、考えることなどできない。考えるにあたってまず必要なのは、題材や材料を得ること。
    考える力のメインは分析する力。何を明らかにするのかを明瞭にすること。
    実際の分析は実証作業。どのように実証するかという枠組みがあるかないかが、作業の成否を左右する。

    何が問題なのか、なぜそうなのか、どのように対応するのか。

    考えることは知的作業であるが、考えた内容を表現するのもさらに知的作業。
    研究はリサーチデザイン(研究の設計)、実際のリサーチ(調査と検証)、リサーチ結果の分析。研究の出発点となるのは問題意識。
    リサーチデザインの要は、問題設定と分析枠組み。

  • 紹介スタッフ:まっぴぃ
    論文を書くための本だけど、その中の「抽象の階段」は行動をする上でも役立っている。

    What:「何を」
    Why: 「なぜ」
    How: 「どうやって」

    このうちのwhyの部分!!



    例1:自分自身の就職活動において・・・
    What:広告業界をやる!
    Why:×広告業界がやりたいから。→ただのわがままで、軸がない。伝わらない。
       ⇒○生活者を楽しませたい。気持ちを動かしたい。
    How:広告だけじゃなく、印刷・百貨店業界も視野に入れるようになった。
    軸・理念があれば、自分の可能性が広まる!!
    例2:100km徒歩の旅筑波大学説明会に向けたビラ配りにおいて・・・
    What:ビラ配りをする。
    Why:×事業をしってもらいたい。
    How:×事業について説明しながら配布した。

    Why:○説明会に来てもらいたい。スタッフの魅力を伝えたい。
    How:○笑顔で、日程だけを伝えながら配布する!

    大ちゃんのHEROES3分間セミナーにもあったように、
    理念・軸があると根拠ができて、人に伝えることができる。
    普段から「抽象の階段」でコミュニケーション向上!!

    ≪フィードバック≫
    (大ちゃん)100kmの魅力を伝える、キャッチコピーは??
    ⇒(まっぴぃ)「出会いの場」:
    100kmでバックグラウンドが違う人たちと出会い、いろいろな考え方を知ることができた。
    これから事業をすすめると、新スタッフや子どもたちにも出会うことができる。
    この100kmは「出会い」で成り立っていると思うから。
    ⇒(ちゃそ)同感!!歩くのが好きで、はじめ知人はひとりもいなかったから。

    (さがちゃん)パワーポイントまで準備してきていてすごい!自分の具体例まで落とし込みができていてわかりやすいプレゼンで、わたしも参考にしたいと思った。本についてもう一言二言、ふれてほしかった。
    ⇒(まっぴぃ)発表がへただから、パワポなどの使える道具をつかった。

  • 請求記号: 816.5||I
    資料ID: 10801667
    配架場所: 工大一般図書

  • 岩崎先生の授業の本。

    論文の書き方のトレーニング及び方法論。

    読んでおくとためになる!

    What Why How を通じてちゃんと論理に従った
    論文(修論)を完成させよう!!!

  • 2009/6/17

  • 実用的な部分は全体の2割程度。

    しかし、いずれもヒントにはなる。

    論理的文章かどうかを自己検証する方法は、参考になった。

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