『ボヴァリー夫人』を読む 恋愛・金銭・デモクラシー (岩波セミナーブックス S3)
- 岩波書店 (2004年10月20日発売)


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- 本 ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000280532
感想・レビュー・書評
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1865年に初版が出されたとされる『ボヴァリー夫人』の書かれた背景や筆者のことを理解できる書籍。この本が書かれた歴史的背景には離婚が法的に不可能な時代であったことも影響しているといわれる。しかし1792年になって個人の自由の原理に則って初めて離婚が認められたという。当時の離婚の禁止は、それによって露頭にまとう女性を保護する為といわれる。となると年号的には合わなくなる。
その他に風紀紊乱・宗教冒涜の罪で起訴される、2月に無罪判決を勝ち取る。これによって刊行本がレヴィ書房より出版されるや、裁判沙汰の効果もあって飛ぶように売れたといわれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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