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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784000280747
感想・レビュー・書評
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読了して一番に思ったのは、「なんで続けた?」
壮大な児童向けファンタジーだった三部作とはうって変わって、なんか読者に色々と考えさせる大人向けの小説になった。
大賢人が力を使い果たした後の、その後の物語の重要性や、時代背景的に女性の権利に対して一石を投じる意義はわかる。でも、これってゲド戦記で続ける意味ある?未亡人の女性主人公で別物語としても良かったのでは?
第三巻から第四巻は18年の時が空いているので、三巻までのファンタジーに夢中になった読者はちょうど第四巻の内容を理解できる年齢になっているんだろうけど、一気に読める現代ではいきなりテイストが変わりすぎて、ちょっと子どもには勧められないな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲド戦記を読んできて
一巻、二巻、三巻と
読み進めてくるたびに
様々なことを
重ねながら読んでいる
自分に気が付く
少し前に
もてはやされた
「魔法使いモノ」とは
全く似て異なる
これぞ 読み継がれる物語
であることを
巻を追うごとに
思い知らされます
さて 第四巻での
ハイタカことゲド、
まったく魔法の使えなくなってしまった
大賢人とは遠く隔たってしまった
一人の初老の男
それであるにも かかわらず
そのなにもできなくなってしまった
ゲドは
なんと 魅力的な人物として
読み取れてしまうのでしょう
むろん テナーの存在も
むろん テルーの存在も
大きくかかわっている
私たちは
人はなぜ生きているのか
人とはなんのために存在しているのか
そんな ことまでも
考えさせてもらえる
第四巻「帰還」でした -
死と再生。
論理から、生活へ。
男と女。
「女は屈辱なんて慣れっこになっている」という言葉が印象的。確かに、そう思う。慣れてしまわなくては生きていけない現実が、確かにある。 -
力を失った後の老後というか帰郷後の話ということにまず驚いた 印象強く残ってる
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詩的な表現がたくさん出てきているような感覚になり、私の乏しい想像力では⁇となる事もしばしばであった。
まぁ、なんとなく読みは得意なので問題ないのだが。
テヌーはなんかあるんだろうなぁ、と思ってはいたけれどそこの位置なのか、と若干無理矢理納得。
最終巻どうまとまるんだろう -
前巻まで読んで、このあと続きがあるのだろうかと思っていたが、予想に違わず、この巻については冗長な印象でプロットのおもしろさを感じることができなかった。続巻に期待したい。
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ゲド戦記第四部。中年の後家となったテナーを中心に、これまでの主要人物のその後が語られる。ファンタジーとして完璧なラストをみせた前作から一転、犯罪ミステリーやサスペンスホラーといった言葉が浮かぶ生々しい内容。もはや児童書としてはふさわしくないといえるほどの、むしろ中高年の女性に読んでもらいたいような本格小説だと思う。「男と女」「育児」「家庭」「生活」「老後」など身近に感じるテーマを描きつつも、ファンタジーとしての魅力も失ってはおらず、これまでの物語に決着をつけている。終盤の二転三転する激しい展開にはハラハラし、結末には、真の家族とは血筋ではない、そう強く感じさせられた。大人の女性にオススメしたい本だが、すべての魔力を失ってカスッカスになったオジサンのゲドにことのほか魅力があり、何か救われた気持ちになったので中年以降の男性諸氏にも強く推したい(笑)。
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タイトル*ゲド戦記4帰還
著者*アーシュラ・K.ル・グウィン
出版社*岩波書店 -
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読みづらく違う本に浮気しながらやっと読み終わる。ゲドはテナーに会いたいと思っていたのに、ウツになってしまっていたのかうれしいという感情がない。
呪い師の言葉も意味がよく分からずこの巻はあまり好きではないかな。 -
こんな話だったのか。私一度読んでるはずなのに。
以前の私は何を読んでたんだろう。
今の私とは全然別の場所を読んでいたようだ。
ずっと好きだった人の話、か。 -
とある1ファンが続編作ってみました、的なものと思う事にしました(笑)ジェンダー的な方向転換より、哲学的な掘り下げで進めて欲しかった。""
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2018年12冊目。
4巻の大きなテーマは「力」だと思った。
若い頃から力を持っていたゲドのこれまでの葛藤は、世界の均衡を崩さないための「正しい力の使い方」や、虚栄心からの「誤った力の使い方」に対するものだった。
黄泉の国で力を使い果たしたゲドがこの巻で体験するのは、「失ってしまった力」という悩み。
力を失ってしまったゲド。力から逃げるテナー。力を恐れられるテルー。
そんな三者の共同生活の中で語られる力の本質。
映画版でかなり謎だったテルーと竜の関係も、その裏の設定がこの巻でだいぶわかる。 -
『それで、わたし、考えたの。人が力を持つためにはまずその力をとりこむだけの余地がなければならないって。』
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オジオンが死んでハイタカが魔力をなくして、
とてもさみしい巻だけど、
ひきかえにハイタカが人間になっていくようでうれしくもあった。
テルーの成長、ゲドとテナーの関係、
ゆっくりだけど確実に強くなっていく絆に感服せずにはいられない。
「帰還」は、ただゲドが帰ってきただけでなく、
みんながそれぞれ帰るところをみつけていく物語なんだね。 -
ゲド戦記の世界においての「女性」というものが描かれている作品。
主人公は2巻でアチュアンの墓所の巫女だったテナー。
只の「女」として生きる道を選んできたテナーと、一人の「男」という魔法も何もない人間に戻ってしまったゲドが再会する。
虐待され、火傷を負った少女、テルーも登場する。
女とは、男とは。家族とは。
翻訳が硬くて分かりにくいところもあるけど
読み進められる本でした。 -
まだ読んでないけど、なんかアイコンでかい・・・気になる・・・
読み終えました。
そっちいったか・・・。
しかし、テルーの事を思うとほんと胸が痛くなる。
著者プロフィール
清水真砂子の作品
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