始まりの言葉 (双書時代のカルテ)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000280846

感想・レビュー・書評

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  • 047ページより
    「警報のサイレンはどうか。その唸りを耳にした瞬間、心身の凝固が起こる。時間も凝固したように感じられる。あるいは時間は背後で立たれて、その先がしばし流れない。(中略)
    やがてまがりなりにも情況判断がついて避難の行動に移るその手前の、まさに束の間のことである、日常たび重なればそれにも慣れて、そんな境のあったこともすべて覚えがなくなる」



    出版年は2007年。
    3.11の日のこと、そこから慢性的に起こる揺れ、気の緩み、「ああ揺れてるな」と思っても布団から跳ね起きなくなった日常を思う。

  • 読んだ。

  • 魂という観念はそれ自体の内に、不死という観念をふくむ。魂もまた消滅を逃れらないという考え方にしても、それは人間の寿命に比べれば幾許も先の限界であり、ほとんど不死にひとしい。
    観念の支配は、力の支配よりも徹底している。
    20世紀に入って、時間というものについてさらに厳密精緻な考察を加えた西洋の哲学者たちの内へも、日々の時鐘は響きは行っていた。

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著者プロフィール

作家

「2017年 『現代作家アーカイヴ1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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