天使の病理: 人格障害は時代の病か (双書時代のカルテ)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000280921

作品紹介・あらすじ

生かされてあることの自覚と、「あきらめ」と、「よい加減」さを忘れた、現代の病理を記録する。リアルな大地を回復するために。正常と異常の境の、あまりに天使的な関係の障害。

感想・レビュー・書評

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  • 私たちはいつからこんな風になってしまったのだろうか。それはおそらく経済的に豊かになって、本当にほしいものがわからなくなってきたからだ。貧しいことがいいことだとはいわないが、貧しいときには食べることに精一杯で欲望は生理的欲求とほぼイコールなのだから、追求することも満たされることもはっきりしていた。

  • 今の仕事に就かないと読まなかっただろうという本です。

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著者プロフィール

1946年、富山県生まれ。1969年、聖路加看護大学卒業。1992年、大正大学仏教学部卒業。
東京大学医学部付属病院精神科婦長、長野県看護大学教授を経て、2001年より群馬県精神医療センター看護部長。また社団法人日本精神科看護技術協会第一副会長。
著書に、『入院患者の心理と看護』『心を病む人の生活と看護』(中央法規出版)『精神機能の障害と看護』(同朋社出版)、『生活領域から見た精神科看護』(医学書院)ほか多数。

「2005年 『がんと向きあうこころの本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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