すぐ「死にたい」という人たち―心療内科の診察室から (双書 時代のカルテ)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000280938

感想・レビュー・書評

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  • 精神医療の現場で見聞きした新型含めたうつ病患者のスタディ・ケースを列挙し、それに対して客観的証拠も述べないまま、若年層を批判する、とても胸糞悪い読後感の本。スタディ・ケースも本当かよと思うほど紋切り型で、信頼性が乏しい。

    以下、逆に賞賛の声

    ただ、辛い、悲しい、苦しい、とか色んな感情の細かい違いに無頓着なまま、簡単に、「便利な言葉」として「死にたい」という言葉を使う節があるだろ、って所は、確かにそうだな、と思った。
    簡単に「死にたい」って言ってたら、そこで思考停止してしまって、自分で自分の気持ちに向き合って、その感情をどうやって和らげるのか考えたり、解決策を探す前に、心が病みきってしまいそうだ。というか今の自分がそれなんですけど。

    つまり、「死にたい」って簡単に言葉にすることが、もしかして自分で自分を救える機会を奪ってしまってるんじゃない?という提言がこの本の中で一番私にとって有益でした。

  • 心療内科医である著者が、実際にあった症例・エピソードを元に、問題提起していく話。

    自分自身、対人関係や壁にぶつかった時の耐性が乏しいなと実感した。

  • 内省的な人が真面目に仕事をすれば、うまくいかない現実に直面する可能性は常にある。神様ならぬ身の普通の人間には能力限界があるのだ。健康な自己愛を持つ人は、そこそこで自分を褒め、ダメな自分でもそれなりに応援して生きているものだ。
    生きたくても生きることができない人がたくさん世の中にはいるのに、軽々しく死にたいとか言うな。歴史を勉強しろ、死にたくなったらアンネの日記でも読みたまえ。生きてるだけで幸せって感じるから。

  • この本が出版されたのは特別支援教育実施開始の数ヶ月前だが
    ADHD児を担任する教師の発言に何のフォローもないのが気になった。
    精神的に疲労したのは理解できるし、あのような弱音を言いたくなるのもしかたがないだろう。
    だが、いくら本題ではないからといって、精神科医の立場にある人がそれに言及しないことは
    ADHD児についての誤解を広めることにつながってしまうのではないか。
    その他にも虐待経験を持ち解離性障害を患ってしまった女性の例を挙げて
    「人格障害特有のものだが、彼女はそうではない。つまり普通の人にもありうることなのだ」と
    いわゆる「普通」の人々に異変が生じているように書くのも、おかしい。
    彼女は人格障害ではないかもしれないが、明らかに治療が必要な人である。
    現在の子どもは耐性・共同体意識がなく自己愛的であり、それは大人社会の反映ではないかという
    あとがきには肯けるが、本文中では子どもの拙劣さをあげつらっているようにしか見えなかった。
    細かい部分が気になってしまい、どうにも入り込めない1冊だった。

  • 授業で必要だと思い読みました。自殺や不登校、リストカットなど幅広い問題について述べられています。

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