- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000281478
作品紹介・あらすじ
ジェンダー化された存在としての男性とその男性性が、当事者によって、さらに多様に再検討されている。解放運動としての自己省察=メンズ・リブ、DVやさまざまな暴力への取り組み、ゲイムーブメント、学問領域における展開まで、フェミニズムのインパクトを受けて切り拓かれた、実践的再定義の数々を紹介する。
感想・レビュー・書評
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■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000598879
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ちょつと古いかな。20年くらい前の感覚。リニューアルを求む!
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・出版社の商品頁
<http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/X/0281470.html>
・シリーズ12巻の紹介
<http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/028136+/top.html>
【目次】
増補新版の編集にあたって
日本のフェミニズム 編集にあたって
男性学・男性性研究の過去・現在・未来 (伊藤公雄)
参考文献・読書案内
I メンズ・リブ
●メンズ・リブのすすめ
男の子リブのすすめ (橋本治)
●フェミニズムへのとまどい
『メンズ・ノンノ』『ポパイ』『ホットドッグ・プレス』が男の不幸を象徴している!
(山崎浩一)
――今の男たちに必要なのは,女たちなどよりも,徹底的な孤独なのだ!
●シングルの権利
独身差別に怒る (海老坂武)
●男らしさの神話
「リアル マン」って,どんな奴? (細谷実)
II 男性学の誕生
●男性の自己探求
男の性もまたひとつではない (伊藤公雄)
●抑圧された男性
抑圧された男性 (渡辺恒夫)
●男性の性アイデンティティ
〈男〉と〈非男〉――性差による言葉のポリティクス (蔦森樹)
III 男のセクシュアリティ
●「攻撃性」神話
「戦争と性」にまつわる神話 (彦坂諦)
――兵士は殺し殺されるために女を犯す
●性的他者
空想の他者と現実の他者――「心因性不能症」について (金塚貞文)
●買春と男
性――女と男の豊かな関係――脱買春への道 (谷口和憲)
IV 家事・育児する男たち
●主夫革命
〈ハウスハズバンド宣言〉 (村瀬春樹)
●男の子育て
子育てから遥か離れて――“男”の子育てから (星健男)
●「半分こ」イズムの実践
がんばらない哲学 (たじリけんじ)
V 企業戦士たち
●企業中心社会の抑圧
企業という“車座社会”のなかで (守永英輔)
●捨てられる夫たち
夫無用の時代 (鹿嶋敬)
●滅私奉公のツケ
『妻たちの思秋期』取材ノート (斎藤茂男)
VI ゲイ・スタディーズ
●男性同性愛者の社会史
同性愛者の社会史 (古川誠)
●カミング・アウト
両親への手紙 (鈴木アキラ)
●ゲイの対幻想
依存症患者の告白 (鳴海貴明)
増補編 I 男性学の発展
●メンズ・リブ
日本の男性運動のあゆみ I (大山治彦・大束貢生)
●男性学の発展
「男」をどう見るか (多賀太)
●ゲイ・セクシュアリティ
同性愛者の声が聞こえるか (風間孝)
●男性史
『男性史』刊行にあたって (阿部恒久)
増補編II 暴力と男の身体
●脱暴力の技法
DV――加害者をどうするのかという問題が問いかけること (中村正)
●同時代の男性学
殺す男たち (沼崎一郎)
●身体の声に耳を澄ます
男性更年期 (中村彰)
●ハゲとからかいの政治学
“男らしさ”はテストされ,そして維持される (須長史生)
出典一覧
執筆者紹介