なぜ意識は実在しないのか (双書 哲学塾)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 134
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000281577

作品紹介・あらすじ

僕にも君にも共通にあるとされる、意識っていったい何だろう?そんなもの、本当に「ある」のか?たんなる"これ"としての"私"の存在から、時間との類比と言語の本質への洞察によって、その秘密を明るみに出す。独在論が真理であることと、われわれがみなゾンビであることの二つの「驚き」をつなぐ、スリリングな思考。

感想・レビュー・書評

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  • なぜ意識は実在しないのか、と言うよりはなぜ意識は語り得ないのか、という主題のような気がする。その語り得ないものの語り得なさを語るためには語り得ないものを語らなくてはいけなくて、結局語り得ないということをわかったような気になっても、わかるということがなんなのかそれすら語り得ないというお話。ということすら語り得ない。ということすら……

  • 2007年12月21日に一度、読み終えています。
    再読中。
    (2014年7月30日)

    読み終えました。
    (2014年10月19日)

  • 意識について語ってるけど、概ね今まで問題にしてきたことと同じことを、違う視点から切り直してるような感じです。体があって心があって人間として全く完璧ながらも、そこから開かれる視点がない(=魂?)というような存在をゾンビと呼んで、言語的に抜けのない本格的な哲学講義がされてます。実際にあった講義に基づいてるので、語り口調なのもこの本の特徴です。

    いつも永井均の著作を読んで思うのは、本当の意味で哲学的感度をもって物事を洞察したら、こんな外見的にはシンプルなことに、ドデカイ問題が立ち塞がってるんだなーということです。逆に言うと、こういう段階を踏まずに論証してるものは、ことごとく的外れなことを言ってるだけとも言えるんですが、それにしても大変なことです。知れば知るほど、真理が遠く彼方に離れていることを感じさせられるような。

  • うーむ、まだ僕には難しかったようです。前提となる知識が必要なように思えました。僕の読解力不足かもしれませんが…

  • 【推薦文】
    「私にもあなたにも意識は存在しない」と言われたら多くの人は驚くのではないでしょうか。著者は意識について問を重ねることで興味深い結論を導きます。意識は実在するのかしないのか、本書で確認してみてください。
    (推薦者:電気電子工学科 B3)


    【配架場所】
    大岡山:本館1F 一般和図書 115/N

  • 他人の心の中のことは誰にもわからない、。そもそもそんなものが孫座うするかどうかさえわからない、ということを前提にしたうえで、そう言われているわけです。しかし、ある意味では、これは単純に真実なのではないでしょうか。すべての外界の事実は、誰かに近くされる以外に知られる手段はないのですから。
    ふつう我々は、他人の感じる痛みや府何は感じられないと言っても他人の見る家や空は見えないとは言いません。
    誰もが自分です。そこに反省的な機能を持ったものが存在していれば、反省的におのれを意識するそいうつがすなわち自分。ですからもちろん唯一の特別の自分などというものは存在しません。

  • 2008年5月19日購入

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プロフィール

1951年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業・同大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、日本大学文理学部教授。専攻は哲学・倫理学。著書に『なぜ意識は実在しないのか』(岩波書店)、『ウィトゲンシュタインの誤謬』(ナカニシヤ出版/講談社学術文庫)、『哲おじさんと学くん』(日本経済新聞出版社)、『私・今・そして神――開闢の哲学』(講談社現代新書)、『哲学の密かな闘い』(ぷねうま舎/岩波現代文庫)、『存在と時間――哲学探究1』(文藝春秋)など。

「2018年 『世界の独在論的存在構造 哲学探究2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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