魂(アニマ)への態度──古代から現代まで (双書 哲学塾)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 38
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000281621

作品紹介・あらすじ

謎と発見に満ちた思想史への旅。魂への態度、そして世界と向かい合う構えの伝承を追って、ギリシャの詩と哲学から、中世神学の世界へ、デカルトとイエズス会士たちへと、誤読と誤訳の痕跡をたどります。中世と近代、西洋と中国・日本、異なった世界像の池に投げ込まれたアイデアが描く不思議な波紋-知らなかった近代の横顔が見えてきます。

感想・レビュー・書評

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  • 飛躍が大きすぎてわかりません。

  • 著者や編集者は、何を世に問いたくてこの本を上梓したのだろう。
    この著者は、徹底的に自分に対して語りかけている。だから、言葉が文章の外、すなわち読者にまったく語りかけてこない。これほど読者を想定せずに書かれた文章を最後まで読みとすことは、甚だ苦痛であった(最後まで字面を追ったのは、単に「せっかく買ったのだから読まないともったいない」という貧乏根性からだけである)。
    この本の内容は、大学院における集中講義などから文章を起こしたものらしいが、さぞかし退屈な講義であったろうと推察する。
    哲学研究においては、この筆者のような研究も必要なのかもしれないが、素人にはひたすら「タコ壺」の中にいて悦に入っているとしか思われなかった。
    たぶん、誰かの推薦文を読んで購入したのだろうが、もっと書店で内容をよく確認すればよかった。少なくとも、この本は一般の読者向けの本ではない。それだけは確かである。

  • [ 内容 ]
    謎と発見に満ちた思想史への旅。
    魂への態度、そして世界と向かい合う構えの伝承を追って、ギリシャの詩と哲学から、中世神学の世界へ、デカルトとイエズス会士たちへと、誤読と誤訳の痕跡をたどります。
    中世と近代、西洋と中国・日本、異なった世界像の池に投げ込まれたアイデアが描く不思議な波紋―知らなかった近代の横顔が見えてきます。

    [ 目次 ]
    第1日 はじめに「機械の中の幽霊」
    第2日 アキレウスには意識も意志も存在しない?
    第3日 魂の一体性と部分―ソクラテスからプラトンへ
    第4日 メデアは理性のゆえに狂った―「葛藤」と「振動」
    第5日 「憐れみ」の否定から肯定へ―アウグスティヌスにおける「心臓」と「横隔膜」
    第6日 「舟と船人の比喩」―一六・一七世紀東アジアへの『魂論(デ・アニマ)』導入
    第7日 もう一つの「舟と船人の比喩」― 『魂論(デ・アニマ)』崩壊以後

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    [ 参考となる書評 ]

  • 現代に於いて一般的であろう心や魂といったものの概念は
    古代ギリシャからのものではなく、
    キリスト教の影響を受けるなどして
    変遷してきたものであるよというのが
    だいたいの内容でしょうか。

    途中間を開けてしまったので
    内容の理解が極めて薄い物になってしまいました。


    自分の狼藉を神々の所為にしてしまっていた
    古代ギリシャ人のエピソードについては
    面白く読むことが出来ました。

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著者プロフィール

1952年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。専攻は、西洋古代哲学、西洋古典学。主な著者に、『プラトンと反遠近法』『ニーチェ――どうして同情してはいけないのか』『フーコー――他のように考え、そして生きるために』『魂(アニマ)への態度』など。共編に『西洋哲学史』(1~4)など。

「2017年 『内乱の政治哲学 忘却と制圧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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