共生から (双書 哲学塾)

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著者 : 川本隆史
  • 岩波書店 (2008年4月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000281652

作品紹介

「共生」とは、異質なものと対立・緊張をはらんだ豊かな関係性をきずくこと。「共生」にはさまざまなモチーフがこめられている。本講義では、孤独、ケア、教育、臨床、エコロジーという問題群から共生を考える。補講では、「人間の権利」を再定義して人権概念の深化を試みる。もっとも現代的なテーマをやわらかい口調で説く倫理学講義。

共生から (双書 哲学塾)の感想・レビュー・書評

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  • 読みやすすぎて、大きい問題までさらっと読み流せてしまえるのが問題な。。

    特に印象深かったのは、二日目、石原吉郎の、シベリア抑留体験を記した『望郷と海』をめぐる考察。

    <共生>のそもそもの出発点にある「お互いがお互いの生命の直接の侵犯者であること」や「孤独」というあり方(27項)

    極限状態において、
    「ただ自分ひとりの生命を維持するために、しばしば争い、結局それを維持するためには、相対するもう一つの生命の存在に、「耐え」なければならないという認識に徐々に到達する。」

    「この不信感こそが、人間を共存させる強い紐帯・・・」(26項)

  • 「共生」というのは
    仕事柄重要なテーマですが
    深く考えたことはありませんでした。

    いろいろな切り口で共生を考察していますが、
    石原吉郎を題材にした考察が面白かったです。

    「日常生活をていねいに生きよ」というのは
    『葉隠』のいう武士道に通じる物があり好きです。

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