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Amazon.co.jp ・本 (72ページ) / ISBN・EAN: 9784000281737
みんなの感想まとめ
幻想的な世界観が広がる物語は、神秘的な儀式や土着の神話を背景に、沖縄や原発事故の影を巧みに描き出しています。作品は、愛する者の死を悼む音色や、侵略と戦争の現実を通じて、母性や過去の過ちを浮き彫りにしま...
感想・レビュー・書評
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"島外の人間に秘密を教えてはいけない"
幻想的世界観。神秘的な"移りの儀式"。素朴な陶冶職人島への軍隊駐留,核融合炉設置。福島原発事故を予言する小説。恋人の死を悼み奏でる馬琴の音色が悲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東京プリズンがおもしろかったので、手に取る。
神話を模した幻想的な世界に仕立てつつも、戦争や原子炉などにからむ政治的な動きに対する、批判要素を盛り込んでいる。
文字の配置や挿し絵も含め、作者のこだわりが感じられる作品。 -
Coffee Booksの1冊。金井田英津子にホイホイされて『瓦経』だけ既読。日和聡子は作家買いしそうでしてない微妙なライン。でもまた読みたくなってきた。
幻想の太古から幻視の現代を包括する神話。赤道直下、太陽が昇って沈むビビッドな沖縄(琉球)のイメージ。ここぞのところの語り口は少し惜しいながら、土着の信仰、ここでしか生きられないはぐれ者の葛藤に、政治や環境といった現実に影を落とす問題をも取り込んで、幻視とその陰の現実が二重写しに揺らいで見えて美しい。そこに哀切で痛烈な叫びがこめられてもいる。絶望の果ての再生も、本当にこうであったなら。
表紙になっている見開きの絵がとても素敵。 -
出版した時に気になっていたCoffee Booksシリーズ。コンセプトは大人の絵本。3.11以降に読むと、神話のような物語は川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』に似ている。核融合の場面があるだけに2011年以前に出版していたのに驚いた。大島梢さんの装画が緻密で幻惑的で素敵。
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2015 1/21
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「僕らは太陽の涙。太陽が泣きこぼす、熱いしずくが固まってできた。」ではじまる物語は、南の島の神話のようでいて、どこか日本の神話を想起させる。侵略、儀式、恐るべき力。世界のらせんを駆け上がった「ねじの子」が、最後に下っていくのは黄泉への道か。そうして溶けた生命は熱い記憶のしずくを胸に、また再生をはじめる。
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話自体は太陽信仰がベースで精神世界と政治とテクノロジーが混ざった感じで私には今ひとつだったけれど挿絵の雰囲気がすごく良かった。
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太陽の涙からすべてはできている。ひとつの神話を読んでいるみたい。挿絵が雰囲気を出していてとてもよかった。
2009/12/31
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