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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784000282512
感想・レビュー・書評
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20世紀の清末・民国・中華人民共和国、特に後二者の政治体制を、「歴史的連続線」として見ている点が特色である。また、20世紀中国政治の通史としても読める。
清末にも限定的ながら「立憲主義」導入の動きがあった。そして辛亥革命後の民国の訓政期の政治体制を表している「主権在党」「政党国家」という語は、共産党率いる中華人民共和国をも思い起こさせる(もっとも1940年前後からの民国の国民参政会を通じ、国民党一党支配の正統性はやや緩みはしたが)。実際、筆者もあとがきで、「第3四半世紀・中華人民共和国の党国政治体制は、第2四半世紀・中華民国国民政府を指導していた中国国民党一党訓政体制と同型性を示している」とも述べている。
これを別の語で言い換えたのか、本書では、共産党の体制を、国家や政府に対する党の優位性を示す「党国体制」とも呼んでいる。この語は元々、1950~80年代の台湾の政治体制研究で一般化された概念だそうだ。1980年代の中国で登場し、鄧小平も乗っかっていたと思しき「新権威主義」なる概念は「開発独裁」の中国版だそうで、このことにも共産党・国民党体制の類似性を見ることができる。ただし既に台湾では国民党支配体制が崩れて久しい。本書では、中国についても結びで社会の格差、多元化、民族問題等を取り上げ、「党が国民の意思を忠実に反映しているかどうかはもはや疑わしい」として締めくくっている。
国分先生記述の部分で、廬山会議において毛沢東が彭徳懐の批判に「逆切れ」という何とも俗な表現(実際その通りだが)を使っているのにクスリとさせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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