プラトン 『国家』――逆説のユートピア (書物誕生 あたらしい古典入門)

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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000282819

作品紹介・あらすじ

理想の国家とはいかなるものか-アイロニーとパラドックスをたっぷり含ませながら、友人との対話を進めるソクラテス。当時のアテナイ社会の現実からすれば「荒唐無稽」とも、また現代の眼からすれば「独裁」の極みとも見られかねないきわどい議論を通じて、著者プラトンが目指したのは、"正義"と"幸福"そのものを問い直し、その実現に"哲学"がいかに関わるかを示すことであった。国家論、教育論、イデア論、男女論、魂の不死など、ありとあらゆる議論で思想史を切り拓いてきたこの"挑発の書"を、俯瞰する。

感想・レビュー・書評

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  • プラトン全集を目の前にして、これはとても簡単に取り組めるものではないと思っていたころ、「アエネーイス」の解説本を同じ「書物誕生」シリーズで読んでとても面白かったので、今回その「国家」解説本を見つけることができてよかった。内容を全然理解できなかったらどうしようとも思ったけど、そうでもなかったのでよかった。基本的に哲学の話だから難しいが、全く分からないということはなく、むしろ分かりやすいところの方が多かった。ソクラテスの文芸・音楽、数学、体育の教育が重要として、それの身に着け方を非常に気を付けながらやらなければいけない、というのはそんなことが書いてあったのかと思わされた。プラトンの人となりや「国家」の内容について、少しでも知ることができてよかった。アメリカの大学生が読まされる本ベスト1という「国家」がおおざっぱではあっても、少しは理解できてとてもよかった。こういう本を書くのはとても難しいと思うので、著者に感謝する次第である。

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