『荘子』―鶏となって時を告げよ (書物誕生―あたらしい古典入門)

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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000282925

作品紹介・あらすじ

事物の生成変化に寄り添い、自由の根源的な可能性を指し示す「喜びの倫理」(ジル・ドゥルーズ)へ。現代哲学の最先端の課題とも響きあう、新たな『荘子』像の誕生。

感想・レビュー・書評

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  • これまでの荘氏解釈を様々に批判的に位置づけつつ、最終的にドゥルーズを荘子に読み込む。それで在り続けることによって自己・他者・世界そのものが変容するような時間。近傍における出来事へ。

  • 荘子の学説の核は万物斉同ではなく物化だとし、「神秘主義」「妄言」と評される『荘子』をロジカルに読み解いていく。
    このシリーズは初めて読んだのだが、古典の解釈のみならず古典の受容史(『荘子』の場合古代中国から80年代のアメリカまで)も取り扱っていて興味深い。冒頭の湯川秀樹の訳もユーモラスでツカミOKといった具合。読み応えがあった。

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著者プロフィール

1964年生まれ。東京大学教授。専攻は、中国哲学。

「2017年 『道徳を基礎づける 孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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