ホメロス 『オデュッセイア』――〈戦争〉を後にした英雄の歌 (書物誕生 あたらしい古典入門)

著者 : 西村賀子
  • 岩波書店 (2012年7月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000283007

作品紹介

戦場を離れ、セイレンの誘惑、巨人や怪物との対決、仲間との別れ、死者の国の旅、孤島での鬱屈の日々など、数々の試練を経て帰郷する英雄オデュッセウス。一方、二〇年間故郷で夫を待ち続ける妻ペネロペと、父の消息を求めて旅に出る息子テレマコス。古来、人々を魅了してきたこの叙事詩は、後世、さまざまな文学的変奏曲を生み出した。物語に魅力を添える構造の美とは?さまざまな苦難のすえに、主人公が獲得した新しい名誉観とは?『オデュッセイア』の世界を航海する羅針盤となる本。

ホメロス 『オデュッセイア』――〈戦争〉を後にした英雄の歌 (書物誕生 あたらしい古典入門)の感想・レビュー・書評

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  • 岩波書店の書物誕生シリーズ、『オデュッセイア』読了。二千年以上前の超古典オデュッセイアが朗読詩からギリシャ文字に固定化されるのに、伝説のアレクサンドリア図書館の努力があって今我々が読めると…悠久のロマンにワクワク。

  • 三葛館一般 991||NI

    『オデュッセイア』は紀元前8世紀頃に成立した文学作品だが、さまざまに形を変えながら現代まで古典として生き延びた。これは、たとえばピラミッドがエジプトに今もあるのと同じくらい、驚嘆すべきことだ。ではこの長大な詩歌はどんなふうに歴史の隘路を切り抜けてきたのか。本書の前半にはそれを記した。この点に関しては、他に類書を見ない独自の試みと、ひそかに自負している。後半では作品論を展開した。優れた文学作品には読者の数だけ解釈があるが、戦争が常態であった社会のなかで戦争という究極の暴力に異議を唱えたユニークな英雄を主人公のなかに読んだ。 
    【レビュー:保健看護学部 西村賀子先生】

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=64730

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