ホメロス『オデュッセイア』 〈戦争〉を後にした英雄の歌 (書物誕生 あたらしい古典入門)
- 岩波書店 (2012年7月18日発売)
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感想 : 4件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784000283007
みんなの感想まとめ
古代ギリシャの叙事詩が現代に与える影響や深さを探ることができる作品です。反戦や厭戦のテーマが読み取れる『オデュッセイア』は、単なる古典文学にとどまらず、時代を超えて語り継がれる理由を明らかにしています...
感想・レビュー・書評
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『オデュッセア』に反戦、厭戦を読み取る試み。『イリアス』とは違う位相を見いだす。
ホメロス作品の歴史的な変遷も詳しい。
現代にあっても読み継ぎ、語り継がれる『オデュッセア』の深みを垣間見た。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった!
古典は時の淘汰を経て今に至るよりすく選りすぐりの本だと言われたりするが、本書は『オデュッセイア』が古代ギリシャ・中世・近世と受容、あるいは批判されてきたかが解説される。
アレクサンドリアでの『オデュッセイア』研究が少しでもズレていたら不朽の名作になっていなかったかも知れない、という古典の繊細さも伺える。
書物誕生シリーズは今後も読みたいな (若干高い…) -
岩波書店の書物誕生シリーズ、『オデュッセイア』読了。二千年以上前の超古典オデュッセイアが朗読詩からギリシャ文字に固定化されるのに、伝説のアレクサンドリア図書館の努力があって今我々が読めると…悠久のロマンにワクワク。
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三葛館一般 991||NI
『オデュッセイア』は紀元前8世紀頃に成立した文学作品だが、さまざまに形を変えながら現代まで古典として生き延びた。これは、たとえばピラミッドがエジプトに今もあるのと同じくらい、驚嘆すべきことだ。ではこの長大な詩歌はどんなふうに歴史の隘路を切り抜けてきたのか。本書の前半にはそれを記した。この点に関しては、他に類書を見ない独自の試みと、ひそかに自負している。後半では作品論を展開した。優れた文学作品には読者の数だけ解釈があるが、戦争が常態であった社会のなかで戦争という究極の暴力に異議を唱えたユニークな英雄を主人公のなかに読んだ。
【レビュー:保健看護学部 西村賀子先生】
和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=64730
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