文学 (ヒューマニティーズ)

  • 岩波書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000283311

作品紹介・あらすじ

文学は人間存在のはじまりから、その傍らに、つねに在った。言葉が発せられ、書きつけられるとき、それが他者にむけて、その心に働きかけようとするとき、文学は生まれる。想像力と共感の力を涵養し、「いま、ここ」にはいない者たちと私たちを結びつけ、人々の新たな関係性と社会、世界との結びつきを書き換えてゆく文学の可能性を、根源から問い直す。

感想・レビュー・書評

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  • 今季芥川賞作家の文学論。

  • 國分功一郎さんが面白いと言っていたので手に取ってみたが、なるほど面白かった。1章から2章へと流れるようにつづくカフカをめぐる考察が秀逸。3章の古典の話はちょっとつまづきながら読んだ。

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著者プロフィール

1970年大分生まれ。東京大学大学院単位取得退学。パリ第8大学文学博士、現在、明治学院大学文学部フランス文学科専任講師(現代フランス語圏文学)
著書に『水に埋もれる墓』(朝日新聞社、2001年、第12回朝日新文学賞)
『にぎやかな湾に背負われた船』(朝日新聞社、2002年、第15回三島由紀夫賞)

「2007年 『多様なるものの詩学序説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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