総力戦体制と「福祉国家」――戦時期日本の「社会改革」構想 (シリーズ 戦争の経験を問う)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000283786

作品紹介・あらすじ

「福祉国家」日本のルーツは本当に戦時期にあるのだろうか-従来、軍もしくは戦争の要請に基づくものとされてきた厚生省設立や国民健康保険・厚生年金保険制度創設などの「戦時社会政策」。本書は、その形成過程における政府や地方、軍部などのせめぎあいに着目し、戦後日本の福祉国家とは全く異なる「骨格」を持つ、戦時期の総力戦体制=「福祉国家」の姿を浮かび上がらせる。

著者プロフィール

1962年、奈良県生まれ。関西学院大学教授。専攻は日本近現代史。共著に『総力戦と音楽文化』『健康ブ─ムを読み解く』(ともに青弓社)、『戦争の時代と社会』(青木書店)、編著に『資料集 総力戦と文化』(大月書店)など。

「2009年 『幻の東京オリンピックとその時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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