総力戦体制と「福祉国家」――戦時期日本の「社会改革」構想 (シリーズ 戦争の経験を問う)
- 岩波書店 (2011年1月29日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000283786
作品紹介・あらすじ
「福祉国家」日本のルーツは本当に戦時期にあるのだろうか-従来、軍もしくは戦争の要請に基づくものとされてきた厚生省設立や国民健康保険・厚生年金保険制度創設などの「戦時社会政策」。本書は、その形成過程における政府や地方、軍部などのせめぎあいに着目し、戦後日本の福祉国家とは全く異なる「骨格」を持つ、戦時期の総力戦体制=「福祉国家」の姿を浮かび上がらせる。