「戦争経験」の戦後史――語られた体験/証言/記憶 (シリーズ 戦争の経験を問う)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000283830

作品紹介・あらすじ

戦争とどう向き合い、受けとめるか-戦後、人々は直接的な体験の有無にかかわらず、戦争との距離をはかることによって自らのアイデンティティを確認し、主体を形成してきた。敗戦からの時間的経過にともない、また社会状況に応じても変容してゆく戦争についての語りの特徴の変遷をたどりながら、戦後日本社会の特質に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    戦争とどう向き合い、受けとめるか―戦後、人々は直接的な体験の有無にかかわらず、戦争との距離をはかることによって自らのアイデンティティを確認し、主体を形成してきた。
    敗戦からの時間的経過にともない、また社会状況に応じても変容してゆく戦争についての語りの特徴の変遷をたどりながら、戦後日本社会の特質に迫る。

    [ 目次 ]
    序章 「戦後」後からの問い(問い直される戦争と戦後;戦後における戦争の語り ほか)
    第1章 「状況」としての戦争―一九三一‐一九四五(中国での戦争;一二月八日の転換)
    第2章 「体験」としての戦争―一九四五‐一九六五(「体験」としての戦記;「体験」としての「引揚げ」と「抑留」 ほか)
    第3章 「証言」としての戦争―一九六五‐一九九〇(書き換えられる「戦記」;あらたな「引揚げ」記、あらたな「抑留」記 ほか)
    第4章 「記憶」としての戦争―一九九〇‐(「記憶」の時代のはじまり;「記憶」の時代の戦記・戦争文学 ほか)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  •  冷戦崩壊後の歴史認識の再審という問題意識をふまえ、日本語の文脈における「戦争の語り」が、体験→証言→記憶と変化していく過程をたどる。このシリーズの総論的な位置を占める書物として、戦後においては思想的な立場としばしば連動してきた「戦争の語り方」について、その歴史性を政治性を問いなおすという問題意識に貫かれている。

     個々の時代の分析や、個々のテクストの位置付けには疑問が残る点もある。だが、ここに紹介される文献のジャンルの広がりと内容への丹念な目配りには圧倒される。よい意味で、「戦争の語り」をめぐる巨大なブック・レビューのようにも見える。

  • 2010.03.21 日本経済新聞で紹介されました。
    2010.04.18 朝日新聞に紹介されました。

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