スピリチュアリティのゆくえ (若者の気分)

  • 岩波書店 (2011年4月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784000284547

感想・レビュー・書評

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  • 作者の自我が変に滲み出ているのが不快だし、読者へのわかりやすさ、配慮のためだとは思うが、自らは主観的である面を保ったまま証言を客観的テンプレート的構図に当てはめるため、抽象的現象的理解に合わずガタガタ。
    論理的すぎるところはバカみたいだし、感情論に走るというか、慎重な態度はよいがインタビューに必要な踏み込む勇気が足らず、多分それは自意識や自己愛が強い故である。主観で読者が思ってもないフォローをした時に著者の悪意が見えるし、まとめる時は謙遜で理解力のなさを必死で誤魔化している。
    自分の言いたいことに持っていったり、話を展開して関係ないところまで行ってしまい結局理論をまとめきれていないところは、自分のレポートを見てるみたいで嫌だった…勿論自分のはもっともっとクソだけど…
    しかし、面白かった。いい証言が引き出せているのだが、万人に理解されようという配慮により、また自分でも把握できていない所を処理しないため、わかりにくくなっていた。学生の研究かと思った。諦めるな。諦めるなら本にしなければいいのに。

  • 三葛館一般 367.6||WA

    若者の気分シリーズ

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=61575

  • 宗教とスピリチュアリティに対する若者の距離感がよく出ていると思います。

  • スピリチュアリティの主な層は本書にもあるように30〜40代だが、20代の若者にとってのスピリチュアルとは何かを考える上で非常に貴重な示唆をもたらしてくれる本。

    筆者と僕自身のスタンスが(おそらく)近く、この本で取り上げられている人物、特に最後に取り上げられる人物も、僕自身と似たような趣向を持っているということで、全体を通して自分事のように読めてしまった。

    スピリチュアリティとは何か?を考える上で、統計的なデータを用いたものよりも本書のような質的なもののほうがぐっと理解しやすい。自分が将来文章を書くときにお手本にしたい本。

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著者プロフィール

堀江 宗正(ホリエ ノリチカ)
1969年生。東京大学大学院人文社会系研究科教授。死生学、スピリチュアリティ研究。博士(文学)。著書に『ポップ・スピリチュアリティ──メディア化された宗教性』、『スピリチュアリティのゆくえ』(シリーズ「若者の気分」)、編著に『現代日本の宗教事情』、共著に『死者の力』(以上、岩波書店)ほか、訳書にウォルター『いま死の意味とは』(同)がある。

「2024年 『近代世界における死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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