近代化日本の精神構造 (定本 見田宗介著作集 第3巻)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000284837

作品紹介・あらすじ

「見田社会学」と称される独自の世界を創造した著者が、自身の全仕事を振り返り、重要な作品だけを精選してその精髄を体系的に示す。統計資料などは最新データに更新、テクストに改訂を加えた上、各巻に「定本解題」を収録する、初にして待望の決定版著作集、ここになる。

感想・レビュー・書評

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  • 明治維新後の近代日本について社会心理学的考察をおこなった、「明治維新の社会心理学」「文明開化の社会心理学」「明治体制の価値体系と信念体系」「「立身出世主義」の構造」の4編を収録しています。

    いずれの論考も、封建支配から解放された民衆のアモルフなエネルギーが、どのようにして近代日本の政治体制のうちにキャナライズされていったのか、という問題に焦点が当てられているように思います。近代日本社会に関する研究史についてあまりよく知らないのですが、これらの論考には、色川大吉や布川清司といった歴史学者による民衆史的研究に対して、フーコー的な権力論の視座から問題提起をおこなったという意義があったのかもしれません。

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著者プロフィール

1937年生まれ。社会学者。東京大学名誉教授。著書に『まなざしの地獄』『現代社会の理論』『自我の起原』『社会学入門』など。『定本 見田宗 介著作集』で2012年毎日出版文化賞受賞。東大の見田ゼミは常に見田信奉者で満席だった。

「2017年 『〈わたし〉と〈みんな〉の社会学 THINKING「O」014号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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