文化の読み方/書き方 (岩波人文書セレクション)

制作 : 森泉 弘次 
  • 岩波書店 (2012年10月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000285575

作品紹介

『ヌガラ』や『ローカル・ノレッジ』で知られる文化人類学者クリフォード・ギアーツが一九八八年に出版した本書で向けられる主たる関心は、「人類学者はどのように書くか」という問題である。そこで主要な人類学者たち、レヴィ=ストロースやエヴァンズ=プリチャード、マリノフスキー、ルース・ベネディクトらの民族誌のテキストを読み解き、観察する側と観察される側の関係性の中で露わになる独善性や作為性をえぐりだしながら、いま人類学者が民族誌を書くことの意義を根本的に問い直してゆく。

文化の読み方/書き方 (岩波人文書セレクション)の感想・レビュー・書評

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  • 原題:Works and Lives: the Anthropologist as Author
    著者:Clifford James Geertz(1926-2006)
    訳者:森泉弘次(1934-)


     大阪市内のジュンク堂で購入。


    【版元のサイト】
    フィールドワークをふまえて民族誌を著わそうとする人類学者たちにとって,「書く」行為とは何か.彼らは世界各地の民族・文化とどうかかわり,それをどのように記述してきたか.「劇場国家」論などで知られる著者が,レヴィ=ストロース,マリノフスキー,ルース・ベネディクトらの主要著作を批判的に検討しながら,文化人類学の本質と課題を明らかにする.
    https://www.iwanami.co.jp/book/b258639.html




    【目次】
    はじめに(ニュージャージー州プリンストン大学高等研究所にて、一九八七年二月 クリフォード・ギアーツ) [vii-ix]
    目次 [xi-xiii]

    第一章 あちら側にいるということ――人類学と執筆の場面 001
    第二章 テクストに内在する世界――『悲しき熱帯』の読み方 035
    第三章 スライド写真技法――エバンズ=プリチャードによるアフリカ文化の透かし絵 069
    第四章 目撃者としてのわたし――マリノフスキーの子どもたち 103
    第五章 われわれ対われわれでない人びと――ベネディクトの旅 145
    第六章 こちら側にいるということ――ともあれそれは誰の生活か 185

    原注 [213-226]
    訳注 [227-260]
    訳者あとがき [261-277]

  • 人類学者たちが民族誌をどのように書くか、その意義を問う本ということで読みました。著者がレヴィ・ストロース、エヴァンス・プリッチャード、マリノフスキー、ルース・ベネディクトらを批評している。比較人類学ともいうべき本で、私にとっては理解しづらい難解な本でした。唯一ベネディクトが「眠りは・・日本人の最も完成された特技の1つ。彼らは西洋人が一睡すらできぬひどい状況の下でも完全に寛いで眠る。これが日本人を研究テーマとする学者たちを驚嘆させてきた」との言葉は面白かったです。人類学は二流の学問と著者が言い切る明快さは驚き。後書きに次の言葉が「幅広くて鋭い問題意識と、人間存在、とりわけ近代西欧文明に属する人々とその影響下に生きている諸民族が置かれている未曾有の危機的状況への透徹した人類学的洞察」

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