研究する大学 何のための知識か (シリーズ大学 4)

  • 岩波書店 (2013年7月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784000286145

みんなの感想まとめ

大学における研究活動の変化とその背景に迫る本書は、現代の研究環境を深く理解するための貴重な一冊です。著者たちは、研究が単なる知識の生産に留まらず、ビジネスモデルとしての側面を持つことを指摘し、特に日本...

感想・レビュー・書評

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  • 大学における研究活動を改めて確認するために、本書を手に取った。小林の序論、菅による「研究をめぐる競争的環境」および野家による「人文学の使命」が参考になった。

    アメリカの大学について、「『公共財』としての知識を生産する特殊な存在ではなく、市場の中の通常のプレーヤーとして、研究活動を通じて「知識」という商品を生産し販売するビジネスモデルにより、収益をあげる存在なりつつある」(p.12)と小林が述べている。ここ20年で日本の研究大学も市場において「通常の」組織となるように、政策誘導されているのが、幸か不幸かその道は半ばといえる。また研究以外の機能を主とした強みとする大学群であっても、研究そのものや研究活動に関する事業に取り組む際には、背後に高等教育政策に織り込まれた科学技術政策を意識せざるを得ない状況にある。そして当該大学で行われている科学研究が、「社会のため」になっているか関心が寄せられていることも同様である。本書ではこのような説明責任について、「科学・技術研究を担っている大量の研究者」に「『届く言葉』を紡ぐという努力」(p.27)を求めている。ということは、おそらく研究者の周辺にいる職員も同じだろう。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB1297226X

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    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB1297226X

  • 2014 6/11 1章をパワー・ブラウジング。
    とある書き物仕事のために手にとった本。
    激化する世界の研究競争の話・・・を期待して手に取るも、1章で扱っているのは日本の制度状況の話だった。
    期待とは違ったけれど、これはこれでなるほどな、とは。

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著者プロフィール

1954年生まれ。大阪大学名誉教授およびCOデザインセンター特任教授。専門は、科学哲学・科学技術社会論。東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学。大阪大学理事・副学長を歴任後に現職。著書に、『誰が科学技術について考えるのか』(名古屋大学出版会)、『トランス・サイエンスの時代』(NTT出版ライブラリーレゾナント)など。

「2022年 『「専門家」とは誰か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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