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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000286152
作品紹介・あらすじ
本書では、「教える‐学ぶ」という関係の変容、「大学教育と職業」の関係の次元、そして「グローバル化が進む社会・世界の中の大学のあり方」という三つの柱に立脚しながら、「誰が誰に、何をどのように、何のために教えるのか」という問いをめぐり議論が展開される。
感想・レビュー・書評
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB14084316詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学ぶ側と教える側をとりもつ「大学」を考える上で参考になった。大学を学校化するには、学ぶ側より教える側の意識改革に依るところが大きい。その具体的な施策は、近年におけるアメリカ由来の大学教育の大道具・小道具を採択するかの議論に傾かざるをえない雰囲気がある。どういったシステムやツールを取り入れるか、又はどういった学生に応需しなければならないかは、各大学の委ねられていることまでは容易に理解できる。そうした施策を取り込み「コンピテンスモデル」を究めると「学問」を用いた職業教育機関になる、と思えてならない。そして、名実ともに国内外を問わずに大学自身が「学問の府」を選択できる大学は、さらに限定されていかざるを得ないと感じた。
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