じゃっで方言なおもしとか (そうだったんだ!日本語)

  • 岩波書店 (2013年12月20日発売)
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784000286299

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  • 題名は「だから方言はおもしろい」の鹿児島方言らしい。鹿児島や沖縄の方言を出発点に、質問文・親族の呼称・Don't you ~の疑問文への回答(yes/noいずれを使うか)・一人称の方言を分析していた。
    本の内容そのものというより、最後に出てきた方言の継承について考えるきっかけになった。
    自分の息子がどんな言葉を習得していくんだろうと考えると、たぶんいわゆる標準語。私自身は生まれてこのかた方言はあるとしたら江戸言葉か程度でほぼなく、夫も少し単語に、東日本で私が知らなかった言葉があるぐらいなので。
    方言のあたたかさはあったほうがいいとは思うけれど、「方言を消滅させるな」と言ったって、そういってる論者が消滅しそうな方言を急に使い出して解決できる問題ではなく、「どうか方言を今の時点で持っている人はそれを継承してください」と、なんというかnative language以外にもうひとつの言語の習得をお願いしていくようなもので、自然な言語の習得ではない。自分や夫含めて若い親は子どもに基本標準語で話しかけて育てるだろう。自然でなく習得した「方言」は、自然に使われるものではないだろう。昔の「方言やめましょう」みたいなキャンペーンをやらなきゃよかったとはあるかもしれないけど。「理解不可能なほど」標準語と異なる方言が減っていくのは自然な流れなのかもしれない。もはや伝統芸能の継承と近いものを感じる。
    あえてなくしていくというのは全くすべきではないとは思うけれど、方言nativeを言語の自然な習得とともに養成すべきという話であれば、違和感を払拭できない。

  • 出版社による紹介ページ:
    http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0286290/top.html
    立ち読みPDF:
    http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/3/0286290.html
    川端裕人さんによる書評(朝日新聞2014年3月9日):
    http://www.asahi.com/articles/DA3S11019331.html

  • 人が、ぐっと近く感じるよね!
    色々な方言を知って語彙を増やし、ピッタとくる表現を使いたい←通じなければ意味が無いけど、、、

    岩波書店のPR
    「質問するときは尻下がり。すぐ上の兄と姉だけ特別な呼び方。「ぐっすり眠り込んではいけない」という意味の別れのあいさつ。誰かがものをくれるときも誰かにものをあげるときも「くれる」。方言に見つかる多様な論理の表現は、標準語の言い方が自然という思い込みから解き放ってくれる。じゃっで方言なおもしとか(だから方言はおもしろい)! 」
    『そうだったんだ! 日本語 全10冊』moreinfo
    http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/028621+/top.html

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

木部暢子(きべ・のぶこ)
九州大学大学院文学研究科修士課程修了。国立国語研究所特任教授。専門は日本語学。研究テーマは日本の方言、音韻・音声、アクセント。
著書に『日本語アクセント入門』(共著、三省堂、2012 年)、『そうだったんだ日本語じゃっで方言なおもしとか』(岩波書店、2013 年)、『方言学入門』(共編著、三省堂、2013年)、論文に「消えゆく言語・方言を守るには」(『國學院雑誌』119-11、2018年)などがある。

「2022年 『地域文化の可能性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木部暢子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×