からだ (人生をひもとく 日本の古典 第一巻)

  • 岩波書店
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本棚登録 : 29
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000286411

作品紹介・あらすじ

誰もがまずは自分自身の身体をともなって、この世に誕生します。生きている限り、自分のからだとつき合っていかなくてはなりません。平安貴族のダイエット、咳をいたわる世阿弥、ふぐを食べる芭蕉…。病いや老いの心配、心身のバランスの工夫、飲食の楽しみなど、「からだ」をめぐる多彩ないとなみを古典文学のなかに探ります。

感想・レビュー・書評

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  • 古典文学と関連させて人生の教訓を説く本。難しい解釈とかなしに、素直に読める。装丁も美しく、本屋さんで見つけて、思わず買ってしまった。

  • 古典作品のアンソロジー本で、各巻テーマがあるが、初回は「からだ」だ。
    いきなり枕草子の美坊主話からはじまり、歌舞伎の「鳴神」や、宇治拾遺物語のダイエットエピソード。あと今昔物語集で、精液を食べて妊娠する話が良い。光源氏の、柏木への微笑みの怖さもいいし、チョイスが読んでいて飽きさせない。最後は徒然草の紹介なのだが、兼好法師に、「なかなか本心を明かさない。食えない人である」と久保田淳が冒頭で述べる。酒に対する兼好の「酒はだめだけどいい、でもいいけどだめ。でもいい」みたいな書き方を紹介していて、たしかにはっきりせえやと納得いった。
    このシリーズは全部読むつもりだ。

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著者プロフィール

1933年東京生。専門は和歌文学・中世文学。文学博士。東京大学名誉教授。著書に『花のもの言う』(新潮社)、『野あるき花ものがたり』(小学館)、『歌の花、花の歌』『ことばの森-歌ことばおぼえ書』(明治書院)、『隅田川の文学』(岩波書店)、『新古今和歌集全注釈』全六巻(角川学芸出版)、『藤原定家全歌集』上下(筑摩書房)など。07年瑞宝重光賞。13年文化功労者。

「2018年 『和歌文学大系45 古今和歌六帖(上)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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