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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000287357
作品紹介・あらすじ
転換期にある日本経済にとって本当の課題、そして処方箋とは何か。日銀の量的・質的緩和に潜むリスクを考える。
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/712504詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日銀の量的・質的緩和に潜むリスクを考える。
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日銀の質的・量的緩和の効果は不明確である一方、その中長期的な副作用は大きく、財政民主主義との矛盾もはらんでいるという本書の主張は、質的・量的緩和への評価として最も妥当なものであると思う。
本書では、「封筒裏の計算」による単純な計算モデルや寓話を使った説明が多用され、難解な金融論を直感的にわかりやすく解説している。特に、質的・量的緩和の性質が『新幹線大爆破』でこだまに仕掛けられた爆弾に酷似しているという指摘は言い得て妙だと感じた。
少子化や超高齢化の深刻さについても警鐘を鳴らしており、超高齢化社会の成長戦略についての提言もされているが、今後の日本経済を考えるうえで重要な指摘であると感じた。
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