新興アジア経済論――キャッチアップを超えて (シリーズ 現代経済の展望)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000287425

作品紹介・あらすじ

グローバル化、経済自由化、IT革命…国際環境は大きく変化している。その動向を追いながら、中国の台頭、域内相互依存の深化、「中所得国の罠」、人口動態や国内格差といった社会問題にも着目して、従来の「キャッチアップ型工業化論」を刷新する。

感想・レビュー・書評

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  • アジアNIESは労働集約的な工業製品をアメリカに輸出し、これらの工業製品の生産に必要な原材料と機械、設備類は本から輸入していた。
    太平洋トライアングル構造から東アジアトライアングル構造への貿易構造のシフトは、主要輸出製品の衣類、家電製品からIT製品へのシフトに重なっている。

    アジアで作り、アジアで消費する。アジア化するアジア。

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著者プロフィール

末廣 昭(すえひろ・あきら)
一九五一年鳥取県生まれ。東京大学名誉教授、福岡アジア文化賞学術研究賞受賞者(二〇一八)。専門は開発経済学、アジア経済論。東京大学大学院経済学研究科修了。
主な著書:『コロナ以降の東アジア』(共著、二〇二〇)『世界歴史体系 タイ史』(共著、二〇二〇)『東アジアの社会変動』(共著、二〇一七)『新興アジア経済論―キャッチアップを超えて―』(二〇一四)『タイ 中進国の模索』(二〇〇九)『キャッチアップ型工業化論―アジア経済の軌跡と展望』(二〇〇〇)

「2022年 『アジア経済はどこに向かうか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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