万博と沖縄返還――1970年前後 (ひとびとの精神史 第5巻)

制作 : 吉見 俊哉  栗原 彬  テッサ・モーリス‐スズキ  苅谷 剛彦  杉田 敦 
  • 岩波書店 (2015年11月26日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000288057

作品紹介・あらすじ

高度成長の陰で築かれた犠牲の構造-浸潤していく「日米体制」、抗いの声は現代を問う。

万博と沖縄返還――1970年前後 (ひとびとの精神史 第5巻)の感想・レビュー・書評

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  • 三島由紀夫、岡本太郎、東大全共闘・山本義隆、ロックの女王マリー他のや多くの沖縄の人々、何といっても日本の繁栄の陰で切り離された沖縄の苦悩、及び東アジア諸国の不幸の上に立った日本の復興!考えさせらる日本のどこまでも加害意識のなさである。日本への危機感は尋常ではなく「新左翼が一言、天皇と言ってくれれば共闘できる」との三島の言葉。新左翼学生の三島への共感は今にして思えばよく分る。岡本太郎の最高傑作「太陽の塔」は単なる鞘として作られ、会期が終われば当然のごとく取り壊されるはずのものだったが、高度成長の万博を記念するものとして現在まで保存された!知らなかった!ウーマンリブの田中美津が新左翼運動への幻滅、怒りからスタートしたということも今にしてよく分る。上野千鶴子もそうだった!同大京都学連書記長だった藤本敏夫や活動家たちが設立した「大地の会」は時代を象徴する人たちのその後が面白い。後進地区だった福島県沿岸部に電源立地策を推進していった木村守江知事と後任の佐藤栄佐久知事の失脚というドラマと3.11への繋がりとして興味深いところ。

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