触発する言葉――言語・権力・行為体 (岩波人文書セレクション)

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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000288132

作品紹介・あらすじ

権力の言葉や差別の言葉によって支えられる社会システム。その言葉を撹乱し、新しい道をこじあけるのもまた、言葉である。なぜ言葉は人を傷つけるのか。その力はどこにあるのか。どうすれば言葉は社会を変えるのか。フェミニズム理論や現代思想の論客として名高いジュディス・バトラーが、本書では言葉と行為の関係に焦点をあて、憎悪発話、ポルノの取り締まり、同性愛者のカミングアウト等にまつわる、現代アメリカの政治状況に果敢に切り込む。言語の権力性を熟知しながらも、言葉への信頼を手放さず、理論によって現実の閉塞性を打ち破るスリリングで政治的な探求。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

カリフォルニア大学バークレー校教授。主な著書に『ジェンダー・トラブル――フェミニズムとアイデンティティの撹乱』『アンティゴネーの主張――問い直される親族関係』(以上、竹村和子訳、青土社)、『アセンブリ――行為遂行性・複数性・政治』(佐藤嘉幸・清水知子訳、青土社)、『分かれ道――ユダヤ性とシオニズム批判』(大橋洋一・岸まどか訳、青土社)、『権力の心的な生――主体化=服従化に関する諸理論』『自分自身を説明すること――倫理的暴力の批判』(以上、佐藤嘉幸・清水知子訳、月曜社)、『生のあやうさ――哀悼と暴力の政治学』(本橋哲也訳、以文社)、『戦争の枠組――生はいつ嘆きうるものであるのか』(清水晶子訳、筑摩書房)、『触発する言葉――言葉・権力・行為体』(竹村和子訳、岩波書店)、『欲望の主体――ヘーゲルと二〇世紀フランスにおけるポスト・ヘーゲル主義』(大河内泰樹・岡崎佑香・岡崎龍・野尻英一訳、堀之内出版)、『偶発性・ヘゲモニー・普遍性――新しい対抗政治への対話』(エルネスト・ラクラウ、スラヴォイ・ジジェクとの共著、竹村和子・村山敏勝訳、青土社)、『国家を歌うのは誰か?――グローバル・ステイトにおける言語・政治・帰属』(ガヤトリ・スピヴァクとの共著、竹村和子訳、岩波書店)などがある。

「2021年 『問題=物質となる身体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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