円周率が歩んだ道 (岩波現代全書)

  • 岩波書店 (2013年6月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784000291040

みんなの感想まとめ

数学の歴史と人々の知恵を辿る旅が描かれた作品で、特に円周率に関するさまざまなアプローチが紹介されています。和算の高度な技術や、古代から現代にかけての円周率の求め方が、多様な視点から語られており、読者は...

感想・レビュー・書評

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  • πだけでなく数学の歴史に近い。ただπの歴史は数学の歴史に近いのかもしれない。
    πを計算する方法は結局内接のn角形と外接のn角形の周囲から計算するしかない。16ページの図1.5。これだ。これが知りたかった。

  • いろいろなアプローチで円周率を求めるプロセスを追うことができるし、式を追わずとも各時代の成果、人々の努力を感じることができる。円周率を級数で求めるには収束を早める努力が必要なのだが、そこについて触れられていないのが残念。16進法で任意の桁を求めることができる、という締めくくりの章に感銘を受けた。今年(2020年)は数値計算の年にしよう。

  • 7月22日 円周率近似値の日 にちなんで選書

    ヨーロッパでは7月22日を22/7のように表記し、これを分数(7分の22)と見なすと、アルキメデスが求めた円周率の近似値となることから。

  • 数式の証明はパスしても十分楽しめる。
    円周率というのはスーパーコンピューターに任せておけばいいと思っていましたが、そもそもそういうものでもないらしい。
    中国、インド、イスラムなど世界中の、世界史的な外観がおもしろい。
    日本の江戸時代の識字率は100%なのですね。
    数学愛好者も全国にいたようです。
    それが明治維新で爆発的に西洋化できた所以。

  • 九章算術、アルキメデス、三角関数、和算、複素数など、円周率について世界、歴史を巡る。コンピュータを使った16進数計算手法への展望にも触れられており、なかなか興味深い1冊でした。60進法のコンピュータとかπ進法コンピュータとか作ると面白いことになるかもしれない。

  • 【選書者コメント】円周率の歴史。

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著者プロフィール

上野 健爾(うえの・けんじ):1945年熊本県生まれ。東京大学理学部数学科卒業。専門は複素多様体論。京都大学名誉教授。法政大学大学院工学研究科教授。日本数学協会会長。著書:『代数幾何入門』、『代数入門』、『円周率が歩んだ道』(以上岩波書店)、『円周率πをめぐって』、『複素数の世界』(以上日本評論社)ほか多数。

「2023年 『数学フィールドワーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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