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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000291262
作品紹介・あらすじ
戦後日本の民主主義は「与えられた/押しつけられた」ものなのだろうか。占領下の時代、人びとが、アジア太平洋戦争の過酷な体験を決定的な契機として、戦前からの平和・自由・共助などの伝統的価値観の基盤の上に、民主主義を自ら作りあげ、獲得していったことを、彼らが残した日記や雑誌への投稿、聞き取りなどを通して明らかにする。下巻では、自立と解放を模索した女性たちや、基本的な権利を奪われた在日朝鮮人たちの苦闘を辿るとともに、敗戦を経過しても継続した「帝国意識」の意味を考える。
感想・レビュー・書評
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https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/445860詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個人の日記をひも解くというのはたいへんなことでしょう。ソ連拘留について、一般的に思っていたように、ソ連の「ひどさ」ではなくて、旧日本軍の「ひどさ」がよくわかった。
初期の共産主義を実体験した人が多かったことも、それについての評価があったことも歴史に影響したのでしょう。
在日朝鮮人などについても、日本が周到に除外していった歴史も垣間見ることができる。
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