近代医学の先駆者――ハンターとジェンナー (岩波現代全書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000291545

作品紹介・あらすじ

18世紀末、医学は科学と呪術が渾然一体としていた。しかし自然を観察し、自然に学ぶナチュラリストが医学を変えた。その代表的人物が解剖医ハンターと種痘の発見者ジェンナーである。ヒューマニストでもあった彼らの生涯と業績を、種痘の歴史とともに紹介する。ナチュラリストの誠実な研究姿勢に学ぶ意義は現代でも大きい。

感想・レビュー・書評

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  • ハンターもジェンナーも医者ではなくナチュラリストだったというのには驚き。だからこそ天然痘をウイルスとして正面から向き合えたのかもしれないが。

  • 2015年 10月新着

  • 種痘、天然痘は我々の世代はなつかしい。
    幼児の頃から聞かされてきた怖い伝染病。
    その怖さを知らないまま育ち、種痘のあとがあるかどうかで年齢の若さを推し量ったのも・・・ついこのあいだ。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:493.82//Y38

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著者プロフィール

1931年、神奈川県生まれ。東京大学農学部獣医畜産学科卒業。農学博士。北里研究所所員、国立予防衛生研究所室長、東京大学医科学研究所教授、日本生物科学研究所主任研究員を経て、現在、東京大学名誉教授、日本ウイルス学会名誉会員、ベルギー・リエージュ大学名誉博士。専門はウイルス学。主な著書に『エマージングウイルスの世紀』(河出書房新社、1997)『ウイルスと人間』(岩波書店、2005)『史上最大の伝染病 牛疫 根絶までの四〇〇〇年』(岩波書店、2009)『ウイルスと地球生命』(岩波書店、2012)『近代医学の先駆者――ハンターとジェンナー』(岩波書店、2015)『はしかの脅威と驚異』(岩波書店、2017)『ウイルス・ルネッサンス』(東京化学同人、2017)『ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在』(みすず書房、2018)『ウイルスの世紀――なぜ繰り返し出現するのか』(みすず書房、2020)など、主な訳書にアマンダ・ケイ・マクヴェティ『牛疫――兵器化され、根絶されたウイルス』(みすず書房、2020)などがある。

「2022年 『異種移植 医療は種の境界を超えられるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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