歴史問題ハンドブック (岩波現代全書 065)

  • 岩波書店 (2015年6月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784000291651

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  • 【由来】
    ・図書館の岩波アラート

    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 編者:
     東郷和彦 (とうごう かずひこ)
     波多野澄雄(はたの すみお)
    執筆者:
    石井 明(いしい あきら)
    市場淳子(いちば じゅんこ)
    王 雪萍(おう せつへい)
    笠原十九司(かさはら とくし)
    加藤哲郎(かとう てつろう)
    倉沢愛子(くらさわ あいこ)
    小菅信子(こすげ のぶこ)
    高木健一(たかぎ けんいち)
    高嶋伸欣(たかしま のぶよし)
    田中 宏(たなか ひろし)
    戸谷由麻(とたに ゆま)
    外村 大(とのむら まさる)
    富田 武(とみた たけし)
    中野 聡(なかの さとし)
    中原道子(なかはら みちこ)
    長谷川毅(はせがわ つよし)
    浜井和史(はまい かずふみ)
    日暮吉延(ひぐらし よしのぶ)
    保阪正康(ほさか まさやす)
    前田哲男(まえだ てつお)
    松村高夫(まつむら たかお)
    光信一宏(みつのぶ かずひろ)
    吉澤文寿(よしざわ ふみとし)
    Roh Daniel(ロー・ダニエル)
    和田春樹(わだ はるき)

    【書誌情報+内容紹介】
    価格:本体2,400円+税
    通し番号:65
    刊行日:2015/06/18
    ISBN:9784000291651
    四六 並製 カバー 294ページ

     戦後70年が経過するにもかかわらずいっこうに収まる気配のない歴史問題.外交問題に収まらずに,民間訴訟や反日デモなど,いっそう拡大し再燃しつつある.「靖国神社公式参拝」「従軍慰安婦」「南京虐殺事件」など,さまざまな40余りのトピックについて,史実,これまでの経緯,解決のための道筋を示す,簡にして要を得た手引き.

    ■編集部からのメッセージ
     戦後70年.日本には様ざまな歴史問題が亡霊のように憑きまとっています.歳月は忌まわしい過去の記憶を洗い流してはくれないどころか,歴史の当事者からすれば次の次の世代になって,ますます苛烈な詰問が日本と日本人に突きつけられているような印象さえあります.
     戦後日本の歴史清算の取り組みが不十分だったことによるものでしょう.何とか歴史問題を決着させて,和解の秋を迎え,未来志向で,国を超えていまある諸問題に共同して取り組んでいきたいものです.
     その思いを込めて,歴史問題小事典を作りました.外交官として歴史問題に取り組んでこられた東郷氏と,歴史家として歴史事実を解明してこられた波多野氏がタッグを組んで,各問題ごとに学界で最適任の研究者に執筆をお願いすることができたと思います. 国民必携の手引きとして,末永く活用していただきたいと思います.(馬場公彦)
    https://www.iwanami.co.jp/book/b223935.html


    ※簡易目次では、コラム(というか解説部分。枠付き)は割愛しました。

    【簡易目次】
    総説 戦争責任・戦後責任・歴史問題[東郷和彦] 001
     序論――歴史問題の意味 
     第一部 近代日本はなぜ先の大戦に至ったのか
      1 「台形史観」としての近代日本 
      2 明治維新から日露戦争まで 
      3 日露戦争から満州事変へ 
      4 満州事変から太平洋戦争へ 
     第二部 戦後史観
      1 占領・憲法・東京裁判・サンフランシスコ講和条約 
      2 昭和の終焉ののちに到達した左右の均衡 
      3 「右派的なもの」への傾斜 
     結論――これからの歴史問題 

    I 戦争・植民地支配と責任 025

    東京裁判[日暮吉延] 026
    日本政府の歴史認識問題[東郷和彦] 036
    植民地支配――朝鮮・台湾を中心に[吉澤文寿] 048
    靖国神社公式参拝[石井明] 059
    従軍慰安婦[波多野澄雄] 070
    南京虐殺事件[笠原十九司] 082
    教育・歴史教科書問題[王 雪萍] 092
    領土問題と歴史問題[東郷和彦] 105
    戦争賠償[倉沢愛子] 115
    平和条約体制と戦後補償[Roh Daniel] 127
    在日コリアン問題[田中宏] 139


    II 加害・被害と補償 149
    原爆と終戦[長谷川毅] 150
    日米終戦――天皇の地位と日米関係[東郷和彦] 156
    昭和天皇の戦争責任[保阪正康] 160
    米国の占領政策――検閲と宣伝 [加藤哲郎] 166
    強制連行・強制労働[外村大] 172
    細菌・化学兵器の被害・大量遺棄・処理[松村高夫] 179
    重慶大爆撃[前田哲男] 185
    華僑粛清〈シンガポール、マレー戦線〉[高嶋伸欣] 189
    ロームシャ〈労務者〉動員[中原道子] 193
    英軍俘虜・抑留者[小菅信子] 199
    BC級戦犯裁判[戸谷由麻] 205
    サハリン残留韓国・朝鮮人問題[髙木健一] 211
    在外被爆者問題[市場淳子] 217
    朝鮮人・台湾人元日本兵の補償――皇軍兵士にされた植民地出身者[光信一宏] 224
    日朝歴史問題[和田春樹] 228
    在外財産補償問題[浅野豊美] 233
    復員・引揚げ〈留用・残留日本人・遺骨収集を含む〉[浜井和史] 239
    戦災被害補償問題と「受忍論」[波多野澄雄] 245
    戦没者追悼・慰霊[中野聡] 248
    シベリア抑留補償[富田武] 254

    おわりに――サンフランシスコ講和体制と「歴史問題」[二〇一五年五月 波多野澄雄] [261-265]



    歴史問題ハンドブック (岩波現代全書)(2015.06.19)

    【詳細構成】 
    目次 [v-viii]

    総説 戦争責任・戦後責任・歴史問題[東郷和彦] 001
     序論――歴史問題の意味 
     第一部 近代日本はなぜ先の大戦に至ったのか
      1 「台形史観」としての近代日本 
      2 明治維新から日露戦争まで 
      3 日露戦争から満州事変へ 
      4 満州事変から太平洋戦争へ 
     第二部 戦後史観
      1 占領・憲法・東京裁判・サンフランシスコ講和条約 
      2 昭和の終焉ののちに到達した左右の均衡 
      3 「右派的なもの」への傾斜 
     結論――これからの歴史問題 


    I 戦争・植民地支配と責任 025

    東京裁判[日暮吉延] 026
      ニュルンベルク裁判の成立
      東京裁判の展開
      裁判集結から戦犯釈放へ
      東京裁判の主な争点
      今後の取り組み
     文献案内 

    日本政府の歴史認識問題[東郷和彦] 036
      はじめに
      極東国際軍事裁判から日中共同声明まで
      政治問題としての歴史認識問題の顕在化
      村山談話の意義
      戦後七〇年 安倍談話のゆくえ
     文献案内 

    植民地支配――朝鮮・台湾を中心に[吉澤文寿] 048
      1 植民地化及び植民地支配の経過
        初期の植民地統合/「民族自決」のうねりと統治方式の「転換」/戦時体制下の植民地――「皇民化」と動員
      2 戦後処理――残された課題は何か
        平和条約と請求権をめぐる交渉過程/朝鮮半島をめぐる請求権問題
     文献案内 

    靖国神社公式参拝[石井明] 059
      靖国神社の今
      東京招魂社から靖国神社へ
      敗戦直後の靖国神社――存続のための模索
      靖国神社の「復権」の動き
      公式参拝への道
      中曽根首相の公式参拝
      続く現職首相の参拝
     文献案内 

    従軍慰安婦[波多野澄雄] 070
      軍慰安所の広がり
      慰安婦問題の浮上と加藤談話
      河野談話とアジア女性基金
      人権問題としての国際的展開
      揺れる河野談話
      慰安婦問題をめぐる論争
     文献案内 

    南京虐殺事件[笠原十九司] 082
      南京虐殺事件とは
      歴史事実はどのように解明されてきたか
      戦後処理としてどう裁かれたか
      南京事件をめぐる裁判訴訟とその結果
        家永教科書裁判/名誉毀損裁判
      なぜ南京事件の記憶・認識が国民に共有されないのか
     文献案内 

    教育・歴史教科書問題[王 雪萍] 092
      戦後の教科書問題の発端としての戦前の教育
      家永教科書裁判とその影響
      国際問題としての歴史教科書問題の勃発
      新たな問題と今後の対策
      FAQ
     文献案内 

    領土問題と歴史問題[東郷和彦] 105
      領土問題の三つの側面
      北方領土問題
      竹島問題
      尖閣諸島問題
     文献案内 

    戦争賠償[倉沢愛子] 115
      日本の非軍事化と当初の賠償方針
      冷戦の開始に伴い賠償緩和方針へ転換
      賠償請求国
      賠償交渉の開始
      賠償は先行投資
      賠償協定の締結
      何に使われたか?
      賠償の経済的効果
      その他の国々への償い
      ODAのひな型に
      償いは完了したのか?
     文献案内 

    平和条約体制と戦後補償[Roh Daniel] 127
      平和条約体制
      戦後補償訴訟
      日中韓の連携
     文献案内 

    在日コリアン問題[田中宏] 139
      戦後の起点
      未完の占領改革
      在日コリアンの国籍はどうなったか
      日韓条約ではなく、難民条約によって
      日韓条約ニ五年後の「覚書」
      朝鮮学校差別、「日朝平壌宣言」、ヘイトスピーチ
     文献案内 


    II 加害・被害と補償 149

    原爆と終戦[長谷川毅] 150
      原爆と終戦に関する論争
      ポツダム会議直前の各国のジレンマ
      ポツダム
      原爆投下、ソ連参戦と日本降伏
      国体の定義と終戦の経緯
     文献案内 

    日米終戦――天皇の地位と日米関係[東郷和彦] 156
      ポツダム宣言受諾と「国体護持」
      天皇の不訴追
      「無条件降伏」言説の流布
     文献案内 

    昭和天皇の戦争責任[保阪正康] 160
      曖昧な「天皇の戦争責任」という語
      「戦争」と「責任」を分けて考える
      戦争責任に対する昭和天皇の心理
     文献案内 

    米国の占領政策――検閲と宣伝 [加藤哲郎] 166
      敗戦から占領へ
      CCDの検閲とCIEの宣伝
     文献案内 

    強制連行・強制労働[外村大] 172
      強制連行・強制労働の事実
      戦後処理
      現在にいたる問題
      今後の取り組み
     文献案内 

    細菌・化学兵器の被害・大量遺棄・処理[松村高夫] 179
      細菌兵器開発と細菌戦実施
      毒ガス研究・製造と毒ガス戦
      毒ガス兵器の大量遺棄と被害
      日本国内の毒ガス被害
     文献案内 

    重慶大爆撃[前田哲男] 185
      重慶市への空爆作戦
      無差別爆撃の実態
      進む新たな調査と訴訟
     文献案内 

    華僑粛清〈シンガポール、マレー戦線〉[高嶋伸欣] 189
      軍命による計画的組織的虐殺
      決着のついていない犠牲者数と補償
     文献案内 

    ロームシャ(労務者)動員[中原道子] 193
      東南アジアにおける「ロームシャ」
      マラヤ占領と「ロームシャ」
      泰緬鉄道建設とロームシャ
      その後のロームシャ
     文献案内 

    英軍俘虜・抑留者[小菅信子] 199
      事実認定
      戦後処理
      現在の問題
      和解への道
     文献案内 

    BC級戦犯裁判[戸谷由麻] 205
      概要
      裁判の実情
      BC級法廷における責任論
     文献案内 

    サハリン残留韓国・朝鮮人問題[髙木健一] 211
      問題の核心
      一時帰国への道
      永住帰国への模索
      補償と未払金問題
     文献案内 

    在外被爆者問題[市場淳子] 217
      在外被爆者とは
      在外被爆者の前史
        (1)在韓被爆者の対日補償請求闘争/(2) 在米被爆者の対米政府活動/(3) 棄民された在ブラジル被爆者
      被爆者援護法と在外被爆者裁判
      日本政府の用いる「在外被爆者」とは
      在韓被爆者と損害賠償請求権
      在外被爆者からも除外された在朝被爆者
     文献案内 

    朝鮮人・台湾人元日本兵の補償――皇軍兵士にされた植民地出身者[光信一宏] 224
      援護年金・恩給における国籍差別
      差別を許容した裁判所
      特別立法の問題点
     文献案内 

    日朝歴史問題[和田春樹] 228
      日本と朝鮮北部――侵略の歴史
      日韓会談の開始と日朝交渉拒否
      日朝交渉の開始
      拉致問題の極大化
     文献案内 

    在外財産補償問題[浅野豊美] 233
      敗戦後、置き去りにされた在外財産
      在外財産補償要求運動よ発生
      引揚者特別交付金支給法の制定
     文献案内 

    復員・引揚げ〈留用・残留日本人・遺骨収集を含む〉[浜井和史] 239
      軍人・軍属の復員
      一般邦人の引揚げ
      留用と残留日本人
      遺骨収容の取組み
     文献案内 

    戦災被害補償問題と「受忍論」[波多野澄雄] 245

    戦没者追悼・慰霊[中野聡] 248
      問題の設定
      海外日本人戦没者慰霊の戦後史
      慰霊と和解
      風化する慰霊
     文献案内 

    シベリア抑留補償[富田武] 254
      抑留中の労働は有償
      戦後に捕虜所属国補償へ
      全抑協に始まる国家補償裁判
      相次ぐ敗訴から立法運動へ
      あらためて抑留補償を問う
     文献案内 

    おわりに――サンフランシスコ講和体制と「歴史問題」[二〇一五年五月 波多野澄雄] [261-265]
    資料一覧 [4-21]
    執筆者紹介 [1-3]


      コラム
    日韓・日中歴史共同研究[波多野澄雄] 046
    韓国併合無効論[吉澤文寿] 058
    「靖国懇」[石井明] 069
    千鳥ヶ淵戦没者墓苑[谷井明] 069
    アジア女性基金[和田春樹] 080
    近隣諸国条項[波多野澄雄] 102
    平和友好交流計画とアジア歴史資料センター[波多野澄雄] 103
    終戦五〇年国会決議[波多野澄雄] 104
    台湾確定債務問題[吉澤文寿] 125
    インドネシア兵補補償[倉沢愛子] 120
    戦後補償裁判[波多野澄雄] 137
    花岡和解[波多野澄雄] 178
    被爆者援護法[市場淳子] 224
    ハバロフスク裁判[富田武] 223

  • 重慶大爆撃、華僑粛清、ペスト菌(蚤)をばらまいて数千人を殺害・・・・。
    知らないことが多い。被害者意識ばかりでなく、加害者意識も我々は養わないといけませんね。

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著者プロフィール

静岡県対外関係補佐官、静岡県立大学グローバル地域センター客員教授

「2021年 『一帯一路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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