童謡の近代――メディアの変容と子ども文化 (岩波現代全書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000291767

作品紹介・あらすじ

近代日本で子どもはいかに文化の担い手となったのか。音楽と文芸とのせめぎ合いのなかで、「童謡」を大衆文化へと発展させた北原白秋、鈴木三重吉、本居長世・みどり親子らの活動を追う。明日の「スター誕生」を夢見る歌声文化の魅力と変容を、一〇〇年前に創刊された雑誌『赤い鳥』とその周辺のメディア産業に探る。

感想・レビュー・書評

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  •  両大戦間期の童謡については、従来、児童文学史からのアプローチと音楽教育史からのアプローチがほとんど交差しないまま、研究「成果」だけは蓄積されてきたが、本書はメディアの形成過程との関連に重きを置いた社会史的アプローチから探究している点が目新しい。大正デモクラシー影響下の文芸運動と昭和期のレコード産業やラジオ放送の間を埋めるミッシングリンクとして、童謡の決定的役割を見出している。

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