童謡の近代 メディアの変容と子ども文化 (岩波現代全書)

  • 岩波書店 (2015年10月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784000291767

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  •  両大戦間期の童謡については、従来、児童文学史からのアプローチと音楽教育史からのアプローチがほとんど交差しないまま、研究「成果」だけは蓄積されてきたが、本書はメディアの形成過程との関連に重きを置いた社会史的アプローチから探究している点が目新しい。大正デモクラシー影響下の文芸運動と昭和期のレコード産業やラジオ放送の間を埋めるミッシングリンクとして、童謡の決定的役割を見出している。

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著者プロフィール

【編者】周東 美材(しゅうとう・よしき)
1980年群馬県生。学習院大学法学部教授。博士(社会情報学)。『童謡の近代』(岩波書店)、『「未熟さ」の系譜 宝塚からジャニーズまで』(新潮社)など。

「2023年 『吉見俊哉論 社会学とメディア論の可能性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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