私たちの声を議会へ――代表制民主主義の再生 (岩波現代全書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000291781

作品紹介・あらすじ

民主的であるはずの選挙を通じて権力が一部の人間に集中してしまう-。日本では少数のエリートが意思決定を独占し、人びとの意見が政治に反映されない状態が続いている。今、代表制民主主義を再生させるにはどうすればいいのか。安全保障関連法反対運動をはじめとする直接的な政治参加の高まりを踏まえ、代表の機能を鍛え直すための真摯な考察。

感想・レビュー・書評

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  • 日本の民主主義が世界一般で見られる「民主主義の赤字」に陥っている認識にたったうえ、日本では政党間競争が実質機能していないと指摘する。
    本来の政治改革は政党間競争空間を活性化させる方向に改革が進む必要があるにも関わらず、実際には政党のリーダーシップを強化する方向へと進んでしまった。

  • 2016年4月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
    通常の配架場所: 開架図書(3階)
    請求記号: 312.1//Mi67

    【選書理由・おすすめコメント】
    特に1年生が読むべき本だと思ったから。民意を反映しない国会に対して、深く切り込んでいるところがおすすめ。
    (経済学科)

  • 面白い本でした。代表とは何か、代表制民主主義では「競争、参加、多様性」の3つが備わっていることが大事であること、所得の再分配に関わる日本の福祉国家の特徴に関する指摘等、様々な示唆を与える中身でした。

    自分の言葉で語ることが、戦争法反対等この間の運動の特徴です。主体者としての発信が大事とも言えますが、では声を上げたくても上げれない人たちの存在を同時に考えていく必要があると本を読みながら改めて考えていました。
    選挙のありかたや国民・市民の運動のありようなどを丁寧に確認できる本、お薦めです。

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著者プロフィール

上智大学法学部教授。米国カリフォルニア大学バークレー校政治学博士課程修了、Ph.D.(政治学)。専門は比較福祉国家論、現代日本政治、ジェンダーと政治。主著に Welfare Through Work: Conservative Ideas, Partisan Dynamics and Social Protection in Japan (Cornell University Press, 2012)、「政権交代とカルテル政党化現象――民主党政権下における子ども・子育て支援政策」『レヴァイアサン』53号(2013年秋)、『壁を超える――政治と行政のジェンダー主流化』(共著、岩波書店、2011年)ほか。

「2014年 『ジェンダー・クオータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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