本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784000292085
みんなの感想まとめ
本書は、学童疎開という歴史的事象を新たな視点から掘り下げ、都市と農村の関係や、非戦闘員の避難の実態を詳細に描写しています。特に、疎開制度の変遷やその背景にある国土計画の観点からの考察が、読者に深い理解...
感想・レビュー・書評
-
お上が、希望的観測をもとに、机上の空論で、行き当たりばったりで、計画を立案し、対応は丸投げで実行に移す。
まるで「十五年戦争」の構図そのものではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50080797 -
学童疎開を「受け入れたほう」から見るというのは、確かに欠けていた視点だ。
都市部と違って地方(農村)には受け入れるマージンがあったというのは前提として語られるべき事柄ではなく、検証が必要だろう。
本書では、「疎開」制度の変遷を丹念に追って、都市と農村の関係(国土計画の観点)や、非戦闘員の避難と軍事・工業の隠匿という両面から見た質変化を記している。
まったくの素人な感想だが、「疎開」がもともと軍事用語ということも知らなかった。「避難」ではなく「疎開」が用いられた理由も。
あと、ロンドン空襲に対してイギリス政府がとったのと同様の疎開策を部下が提案したときに、家族が別れて暮らすのは日本の伝統に反するといって東條英機が反対したというエピソードは興味深い。皇道派に対して統制派は理性的とされるが、所詮は相対的な評価ですよね。
というわけで、本の狙いには意義があるし、興味も湧くのだけど、データが乏しいのが残念な点だ(たぶん著者のせいではなく、もともと残っていない)。
都会の子供たちが疎開してくるけど、農村の子供たちには満蒙開拓青少年義勇軍や少年農兵隊の割り当てがあったという記述も、たとえば府県別の割り当て数などのデータがあれば説得力が出ただろう。 -
九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1376206
本棚登録 :
感想 :
