鉄学137億年の宇宙誌 (岩波科学ライブラリー 161)

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  • Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000295611

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/56560

  • 時代を遡って話が進んでいくが、時系列を逆にした方が分かりやすいような気が。

  • 文明に欠かせない構造材であり,生体に欠かせない機能材である鉄。最も安定した原子核と特徴的な電子配置を併せ持つこの元素が,人類・生命・地球・宇宙の中で果たしてきた役割とそのしくみを時間を遡って解説してゆく良本。

    分量は百ページ程度。手軽に読めるわりに内容が充実していてかなりおすすめ。発行から8年経っているけど,今でも充分読む価値は高い。
    こういう基本的で普遍的なテーマの本というのは,なかなか古びないもの。流行に流されずにじっくり読書したい人に。

  • 説明歌 ヘモグロビン酸素輸送だ二価三価光合成に鉄イオウ等 地球磁場外核回転半径にトロイダル磁場ポロイダル磁場

  • 生命と文明を支える

  • 鉄を中心にして宇宙の歴史をまとめた本だが、難しい部分とすんなり理解できる部分が混在していて、複雑な読後感だ.人間の体も鉄が重要な枠割を果たしていることは何となく知っていたが、この本で再確認できた.ただ、地球での鉄の働きが、こんなに重要であるのは知らなかった.鉄に感謝!

  • 『201205 地学強化月間』

    「鉄」を主人公に、各章ごと"10^0〜10^4年前"という様に年代スケールを徐々に遡っていく、という構成が気に入った。また、年代を遡るにつれ話題が、生物→歴史→地学→化学→物理と移り変わっていく様が興味深い。
    非常に簡潔だけれども主要な所は押さえている。内容というより本の構成がとても参考になった。

  • 血液の味が実は鉄の味だって、気づいていなかったです。
    前半は地学、後半から化学っぽくなります。
    それなので、後半から鉄の話から離れていく感がありますが、元素が出来てくる過程など、興味深く読めました。

  • 地球の事、よく「水の惑星」と言われています。
    これは見た目と一致しています。
    しかし、この本では地球のこと、「鉄の惑星」といっています。
    地球は中心に鉄の塊があって、磁力を持っています。
    其の結果、地球表面には磁場があって、
    生物に有害な宇宙線は迂回させらて、地球表面には届かず、
    お陰で 地球上の生物には住み良い環境となっている。

    地球と同様、人体においても鉄分が基本になっているらしい。
    この本を読んだ事で、日々の生活において、
    普段から 採っているサプリメントに
    「鉄」を加える事にしました。

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著者プロフィール

東京大学大学院工学系研究科システム創成学教授。同・理学系研究科地球惑星科学専攻教授。宇宙ミュージアム「TeNQ」リサーチセンター長。1995年、東京大学理学部を卒業後、2000年に博士(理学)取得。アリゾナ大学月惑星研究所客員研究員などを務める。専門は惑星科学、惑星地質学。最先端の研究成果を社会に広める活動として、小学校に先端科学を展示するスクール・モバイルミュージアム事業(2012年度キッズデザイン賞受賞)を主催。

「2021年 『面白いほど科学的な物の見方が身につく 図解 宇宙のひみつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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