笑い脳――社会脳へのアプローチ (岩波科学ライブラリー) (岩波科学ライブラリー 166)
- 岩波書店 (2010年1月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000295666
作品紹介・あらすじ
人はなぜ笑うのか?笑いは本当に健康によいのか?ジョークで笑うにはオチが必要?「ゲラゲラ」と聞くだけで脳は活性化する?「ゲラゲラ笑い」と「微笑」に隠された違いとは?豊富な実験事例から、謎に満ちた笑いのしくみを解き明かす。コミュニケーション手段としての笑いを切り口に、話題の「社会脳」研究の新しい扉を開く。
感想・レビュー・書評
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人が笑った時、脳内はどのようになっているのでしょうか?本書は、脳内での笑いのメカニズムと、そのポジティブな心のはたらきが、人にどのように影響するのかを紹介する本です。脳のはたらきを調べる際には、動くと失敗してしまうため、実際に「笑う」ことはできません。「ゲラゲラ」という擬音を聞かせたり、笑えないのに「ジョーク」を聞かせたりと、変わった実験をしています。笑いが生む良好な人間関係についても研究されている、興味深い内容の1冊です。
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笑に関する研究がわかりやすく概観できる。最近の研究例なども紐解いて、社会の中で笑と脳の働きを絡めた非常に読みごたえがある内容で、興味を抱かせる。他の本も読んでみたくなった。
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うーん、なんちゅうか、漠然とした感想なのだがもうちょっと踏み込んでほしかった感じ。せっかく面白そうなテーマなのに、ちょっと頭に残りにくい。
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k
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2014以降
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三葛館一般 141.6||OS
みなさんは、笑ってらっしゃいますか?日常生活において、意識して笑うというのは大人になればなるほど難しいことなのかもしれないですね。
本書では、健康やコミュニケーションに良いとされている「笑い」を、実験を通して科学的に検証しています。
ジョークで笑うにはオチが必要なのか?「微笑」と「ゲラゲラ笑い」の違いとは?
切り口は科学ですが、これを読めば昔から人々を魅了し、癒してきた「笑い」の力に改めて驚かされます
(うめ)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=57104 -
笑いについて、脳科学と人文社会学(心理学)の視点から分析している。
笑い、が起こるのには様々な脳内の部分が働いており、驚きだった。
また、笑いは空気を吐いたり吸ったりする相互作用から生まれる。この事から横隔膜が笑いの生みの親であり、笑いは言語の原初である、といった説もあることをしり、とても興味深い内容であった。 -
笑いをワーキングメモリーの点から見ていて面白い。オチで笑うには、それまでの話の内容を一時的に記憶してなきゃいけないっていう話。
後、笑いは予想をして、その予想が裏切られたとき、かつ、裏切りにルールがある場合に落ちになるという説明になるほど。。。と。 -
笑いを脳の研究とリンクさせようとしている人がいる。脳から考えると、笑いって相当レベルの高い話のようだ。