わたしの病気は何ですか?――病理診断科への招待 (岩波科学ライブラリー)

  • 岩波書店 (2010年12月9日発売)
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  • 本棚登録 :30
  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000295772

作品紹介

わたしのがん細胞をみたい。どうしてこの診断がなされたのか、知りたい。そんな患者の要望に、"医療の黒子"病理医が直接応えてくれる時代がきた。「検査」にまわされた、わたしの細胞の行方やいかに?-患者の病変をつぶさに検討し、病名をつきとめる「病理診断」の現場をわかりやすく紹介する、初めての一般書。

わたしの病気は何ですか?――病理診断科への招待 (岩波科学ライブラリー)の感想・レビュー・書評

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  • 病理という言葉が何を指すのか、病理医と呼ばれる人たちは医療のどのパートを担っているのかをよく知ることができました。実際の検体を分析して原因を突き止める仕事は医療現場に必要不可欠であり、その責任を任される病理医という仕事に憧れを抱きました。

  • 一般の方に病理医の仕事を広く知ってもらおうとして書かれた本です。
    この本の中に自己紹介のときに専門は病理医と言ったら、料理医と聞き間違えられたというエピソードが載っていました。
    少々盛ってますよね、そこまで知られてないってことはないでしょう。
    病理医というと、山崎豊子さんの小説「白い巨塔」を読んだり、テレビドラマで見たことがある方には、悪役外科医の財前五郎に真っ向から反対する善良な病理医、里見脩二のイメージが強いのではないでしょうか。
    だからなんかとてもかっこいい存在に思えます。
    でも病理医のなり手は少なく、産婦人科や小児科医よりも不足しています。
    全国で2869人が病理医として登録されていますが、実働しているのは千数百人だそうです。
    この数で、年間千数百万件でる病理組織を見るのですから大変な労力だと思います。
    病理医は、外科手術の後に組織を顕微鏡で見て悪性か良性か最終診断をつけます。
    結構ストレスフルな仕事だと思います。

    http://ameblo.jp/nancli/entry-11615895442.html

  • 「病理」ってナニ?に答える本。
    章立ての起承転結がしっかりしていて、文章もスピード感があって読みやすいです。病理解剖のところがとても面白かった。
    自分が受診した時に細胞取ったりポリープ取ったりしたアレがこんな風に検査されていて、その結果があの画面なのね、とか、こんど検査科にミクロトームなるものがあるのか見に行かないとなどと思いました。
    医療の現場には、ものすごくマイナーでニッチな専門職が割と多くて、自分の仕事の説明をすると、聞き返される見当違いな質問に、いかに自分がマイナーな仕事をしているのかと気付いてダメージを受けたりします。司書で言うところの「患者さんの暇つぶしの読み物とか?」「秘書?」みたいな。
    これは医療に関わりのない人だけじゃなくて、医療に関わる人のなかでも、だったりするわけで、お金がないとか人手がない(増やしてもらえない)なんていう話題になると「この職がマイナーすぎるからいけないんじゃー!こんなに大切な仕事なのにー!」と思うのも、一緒なんじゃないかなと思います。
    「病理の仕事を皆に知ってもらいたい」という熱い思いの伝わる一冊。著者の先生が同世代というのもちょっと親近感があったりして。

  • H23.10.24

  • 病理診断について、一般向けに分かりやすく書かれた本です。

  • この本は病理医、病理診断というものを世間の人に知ってもらうために書かれた本です。
    「病理?何それ?」と少しでも引っかかった方は読んでみて下さい。
    ちなみに私は4月から大学の病理学教室で大腸癌の研究をしますんで、病理医的な仕事もすることになります。

  • 和図書 408/I95/177
    資料ID 20101040309

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