かけ算には順序があるのか (岩波科学ライブラリー)

著者 :
  • 岩波書店
3.33
  • (3)
  • (8)
  • (15)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 132
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000295802

作品紹介・あらすじ

小学校の算数で「6人に4個ずつミカンを配ると、何個必要ですか」という問題に、6×4=24という式を書くとバツにされる。かける順序は本来どちらでもよいはず。あらためてかけ算の意味や考え方、その歴史をみてみると、意外にも奥深いものが秘められていた。算数の始まりから見えてくる数や量の世界をわかりやすく紹介する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 歴史を紐解けば面白い。九九の読み方にしても、その時使われてた算木の影響が出てたりする。

  • 「あなたの勉強法はどこがいけないのか? 」に、
    かけ算と割り算の関連が記載されている

  • 前半はかけ算の順序の問題についてと、後半は九九の話になっている。
    かけ算の順序の話はすでに40年ぐらいになっているけど、その指導方法を変に固守しようとする教師がいることが問題をおかしくしているように思えてならない。

  • まあ、そうなんでしょうね。
    もうちょっと数学的なのを期待していたが、なんか算数教育史みたいな感じ。
    特に第二章の九九の歴史は、あんまり興味ない。
    B面みたいな感じ。

  • 「6人に4個ずつミカンを配ります。ミカンは全部で何個いりますか。という問題に、6×4=24という式を書くと、×にされるのです。」

    自分の子供がテストでこれを食らって帰って来た時はびっくりしたなぁ。
    なので、明快な理由が書かれていることを期待して読んだのですが、結局のところよー分からんかった...。
    九九に関する議論も、「で?」って感じだったし。
    分離量・連続量という言葉を知ることができたのは良かった。

  • 資料ID:21102759
    請求記号:

  • 様々な文献を紐解き九九の歴史を丁寧に追いかけることでかけ算の順序問題の検証、考察を行っている。文学作品まで調べてこれまで人々がどのようにかけ算を捉えてきたかをできるだけ客観的・網羅的に調査する姿勢にはただ脱帽。
    ただ、最後の連続量・分離量の話題は(それ自体は面白いのだけれど)本筋と無関係で蛇足だと思う。

  • 最近TwitterのTLでかけ算の順序の話題をちらほら見るのだけど、さかのぼれば自分が生まれる前から議論がある話なのね。本書では算数の教科書や学習指導要領の改訂などを追って、議論の背景にある問題に迫る。そしてさらに時代を遡って、九九の歴史(変遷)へと。今の九九を当たり前に受け入れていると、そのバリエーションに軽く驚く。科学技術の輸入元が中国から欧米に移っていく様も垣間見られる。
    最後の連続量と離散量の話は蛇足かと思ったけど、(0から始まる)時・分・秒は連続量で、(1から始まる)年・月・日は離散量。時間は江戸時代までは離散量だったけど、明治以降は連続量という話はなるほどと思った。

  • 特に第三章が好きでした。
    分離量・連続量という言葉、初めて知りました。
    先生の話をロクに聞いて無かったから初めてかもしれませんが、それはもう、ほっといてください。

  • かけ算には順序がないけれど
    自分の世代では珍しくかけ算を「1あたり量×いくつ分=全体の量」で学んだ。教科書にはない、先生が作ったプリントで学んだ。それが「水道方式」であることは随分後になって知った。それが現在の教科書の標準になっていることに今さらながら驚いた。小学2年生の当時はタイルを使って視覚的に理解できることが分かり易いと思っていた。「1あたり量」が前とか後とか、そんなこと言われたかどうかは覚えていない。本書は戦後の算数教育を追いながら、なぜかけ算の順序が云々されるようになったのかを追求している。大事なのは順序ではない。意味が分かれば良いのだ。著者が言うように数学の得意な人には「1あたり量」とかかえって煩わしいのかもしれない。しかし自分の経験からすると量の計算を主にやる小学校の間は「水道方式」のやり方がいいのではないか。もちろん、順序にこだわるのは本末転倒であるが。第2章の九九の歴史とか、第3章の序数とか、とても興味深く読むことができた。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

創造開発研究所代表

「2015年 『最新のネーミングの強化書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

かけ算には順序があるのか (岩波科学ライブラリー)のその他の作品

高橋誠の作品

かけ算には順序があるのか (岩波科学ライブラリー)を本棚に登録しているひと

ツイートする