ペンギンのしらべかた (岩波科学ライブラリー)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 105
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000295826

作品紹介・あらすじ

人気も知名度も抜群の奇妙な鳥、ペンギン。泳ぎかた、食べかたなど、その生態は不思議だらけだ。凍てつく海で小型ボートに乗って、群れを追いかける。小型発信器をつけて潜ってもらう。識別のために毛染めする。研究者たちの試行錯誤と喜怒哀楽を通して、ペンギン研究の最前線を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • タキシードを着たような白黒の姿。集団でよちよちと歩く「お散歩」。一転して水槽の中で素早く水中を飛ぶように泳ぐ。南半球にしかいないので、ロマンも掻き立てられます。ペンギンは水族館や動物園でも人気者です。

    ペンギンが「研究しやすいトリ」であるという導入にはっとさせられました。「逃げない、怖くない、弱くない」陸上では野生動物としては扱いやすい動物なのです。特にペンギンの体が強い水圧に耐えられるよう丈夫にできているのには驚きました。

    しかしいったん「海」に出てしまうと、人間には姿を追うこともできません。

    小さな機械をペンギンの体に付け、人工衛星を経由したデータをパソコンで受け取ることができるようになるまで、荒れる南氷洋で体力勝負の観察を続けた研究者たちはなぜそこまでこのトリに魅せられたのでしょう。

    ペンギンの研究は初めはそれ自体が面白いものだったのでしょうが、だんだん南極大陸やその周りの海洋の環境の研究とリンクしてきました。まだわからないことがたくさんあるのです。2012年は英国ブリストルで国際ペンギン学会が開かれるそうです。

    それにしても「ヒト」というのはつくづく変な動物だと思います。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB06200422

  • ペンギンの入門書というよりも、ペンギン学の入門書。
    《ペンギンを調べる》ということが、具体的にどういうものなのかを、臨場感たっぷりに教えてくれる。
    この本で紹介されているものはペンギンのみならず、生き物だけでなく、事象すべてに共通する心構えと感覚だと思った。

  • 「飛ばない」「怖くない」「弱くない」と三拍子そろった、実は観察しやすい動物らしい。問題は、それが南極圏にいて、行くまで大変だということらしいが。

  • ペンギンは何故かどうしても気になる鳥だ。その「しらべかた」。ロガーをつけて生態を調べる、個体認識で「染める」「顔認識」等。ペンギンに出来るだけ負荷をかけずに、いろいろ調べたい。ペンギンへの愛とペンギン好き同士の愛(どっちも、偏愛って言っていいのかな)。もうからないはずなのに増えているというペンギン研究者。わからないでもない。

  • メモ:ペンギンは水中では理想的な流線型をしており、最大断面直径180ミリのヒゲペンギンが泳ぐときの抵抗は直径15ミリのコインとおなじ。

  • 頑丈な鳥・ペンギン。

  • 岩波の岩波科学ライブラリーシリーズはかなり個人的に好きだし、意外とファンも多い。その中で特に興味を惹かれたのはこの本。読後にペンギンが好きになってしまう。自分もペンギンファンになってしまい、長崎ペンギン水族館に行って、一日飼育員をさせてもらった。笑

  • 【新刊情報】ペンギンのしらべかた 488.6/ウ http://tinyurl.com/6vpsuf5 ペンギンの生態は不思議だらけ。凍てつく海で群れを追いかける。小型発信器をつけ潜ってもらう。識別のため毛染めする…。研究者らの試行錯誤と喜怒哀楽を通し、研究の最前線を紹介 #安城

  • ペンギン研究の面白さや大変さが、よ~く分かりました。

    ペンギンはカワイイ。
    野生動物のなかでは、ペンギンは研究しやすい動物ではあるようですが、でも、ペンギンならではの大変さがあるのですね。

    ペンギンを見る目が変わりました。

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