原発と活断層 「想定外」は許されない (岩波科学ライブラリー 212)

  • 岩波書店 (2013年9月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784000296120

みんなの感想まとめ

原発と活断層の関係を深く掘り下げる本書では、原発計画の初期段階で活断層が軽視されていた背景や、その後の研究の進展に伴う対立が描かれています。特に、事業者と研究者の間に横たわる認識の違いが、原発の安全性...

感想・レビュー・書評

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  • 「敦賀原発のように、敷地内を活断層が通過し、派生する断層が原子炉直下に延びる」んだそうです。原発が計画された時期と、断層研究が進展する時期の問題で、初期の原発では断層が重要視されていなかったと言うことか。何と。
    断層研究が進んだ後も、やはり「断層と認めたくない事業者」と、「断層は断層でそれ以外の何物でもないと主張する研究者」が対立していたのですね。事業者側が今更計画変更なんてできない、と考えるのも理解できなくはありませんが、でも、相手は原発ですからね。そんなに簡単に人の手で制御できるものではないのです。ちゃんと考慮してもらわなければなりません。
    副題で「想定外は許されない」とありますが、この「想定外」とは、事業者側では、「断層が活動し、地震が起こる可能性があることを想定から外す」ということであった、というところがちょっと笑えます。(笑い事ではない。)

  • そのとおり。ただし、一般に多くの人がそうなので、求め過ぎなのかもしれないが、引用責任を果たしてほしい(なぜ、その論文を引用するのか、なぜその論文が正しいと思えるのか)。マンガ(想像図)の引用は注釈とつけないと?だな。そうしないと、なんとなく、?がついてしまう。

  • 活断層を丹念に研究している学者からの指摘は傾聴に値する。いままで業界団体が研究者に取り入り、自分たちの結論ありきの方向へと誘導することは多々あった(水俣病しかり)

    こうした時に頼りになるのは、地域に根付いた大学の力だと思うのだが…日本の場合は電力会社が大学にも相当関わっている…学者の良心と専門的市民に期待せざるを得ない。

  • 原発周辺の活断層が、いままでなぜ見過ごされてきたのか。今後どのように活断層の危険性を評価すべきか。原子力規制委員会のこれまでの議論を紹介しつつ、問題点を検証する。科学の限界にも考慮し、今後の課題を考える。

  • 原発と活断層の判断について述べられている。有識者会合の運営上の問題については触れられていなかったが、その結論に至って経緯が書かれていて参考になった。

  • 勉強になりました。

  • 電力会社は、日本を滅ぼすつもりなんでしょうね。。。

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    「原発周辺の活断層はなぜ見過ごされてきたのか。今後は誰が、どうやって活断層の危険性を評価すべきか。原発建設における審査体制の不備や科学の誤用を厳しく指摘してきた著者が、原子力規制委員会でのこれまでの議論を紹介しつつ、問題点を検証する。科学の限界も考慮し、これからいかに判断すべきなのかを考える。」
    『原発と活断層』moreinfo
    http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0296120/top.html

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著者プロフィール

名古屋大学減災連携研究センター教授
専門:自然地理学、変動地形学
主著:『原発と活断層――想定外は許されない』岩波書店
『防災・減災につなげるハザードマップの活かし方』岩波書店
『ボスフォラスを越えて――激動のバルカン・トルコ地理紀行』風媒社

「2022年 『熊本地震の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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