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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784000296342
感想・レビュー・書評
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椅子の形を見ると自然に座ろうと思える。その自然な知覚と呼応はアフォーダンスなのだとわかった。人間が何かを認識して行動を起こす時の根幹となる理論を知ることができたことに感銘を受けた。椅子の形のように、デザインに応用されているだけでなく、複雑な動作をするロボットを構築する際の根源となる理論であることにも驚いた。将来、ドラえもんのようなロボットと暮らしたい(作りたい)のでどこかでこの知識が活きるはず。
実生活でも、知覚から行為への自然な流れを意識して身の回りをデザインしていきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある程度の予備知識をもって読み始めたつもりだったが、すごく時間がかかった。
新たな概念だから、ある種のパラダイムシフトを必要とすることが難解さを感じさせる面もあるのだろう。しかし、それ以上に、概念を正確に説明しようとするこだわりが強すぎるような気もする。
140ページに満たない本だが、研ぎ澄まされすぎているのかもしれない。
そういう意味では入門用には向いていないと思うが、書かれている内容自体は興味深いことに間違いはない。 -
#ようこそ「科学沼」へ
金沢大学附属図書館所在情報
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https://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB17625660?caller=xc-search -
アフォーダンスについて大まかに知ることができた。
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kindle unlimitedです。
岩波科学ライブラリー、いいですよね。
アフォーダンスとは物自体に行為をされる性質がある、こんな感じの軽い認識で、ぽっと出てきたある立場、考えだと思っていたのですが、この本を見てかなり長い系譜があるのを知ってさらに興味がわいてきました。
ちょうど直前に『時間は存在しない』を読んでいたので、世界観の共通点が面白かったです。世界を認識する対象は存在するけれども、相互作用することで主観的に世界を構築し始める、という内容の共通点がありました。
もう少し深めて見たいと思います。 -
科学と哲学ってご近所さんなんだなと改めて思う
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同著者による「アフォーダンス入門」(講談社学術文庫)は易しいようでいてものすごく分かりづらかった記憶があったのですが、こちらはコンパクトながらも筋道だってまとまっており、わかりやすかったです。
ただ、本著における「環境」が、「動物にとって」の主観的環境であるのか、カント的な「物自体」としての環境であるのかの理解が足りず、厳密な意味でアフォーダンスを理解できたかといえば不安が残りました。
「アフォーダンスは事物の物理的な性質ではない。それは「動物にとっての環境の性質」である。アフォーダンスは、知覚者の欲求や動機、あるいは主観が構成するようなものではない。それは、環境の中に実在する行為の資源である。」(Kindle 78/146)
「アフォーダンスは、誰でも利用できる資源として環境にある。アフォーダンスは、リアルであり、プライベート(私有)ではなくパブリック(公共)である。」(Kindle 81/146)
—『新版 アフォーダンス (岩波科学ライブラリー)』佐々木 正人著
あたかも「物自体」にあるかのようにも思うのですが、あくまでアフォーダンスは経験を通じて知覚者のうちにおいて獲得される「概念」であって、たとえそれが自身の意識から全く独立した環境の中から獲得されるものであっても、知覚主体によって十人十色に知覚されている時点で「対象が認識に従って」おり、厳密にはプライベートなものであるようにも思えます。 -
アフォーダンス無知の私も何となくはわかるようになった。
読んでから身近なもので考えるようになったのが楽しい。
アフォーダンス=物から人へ与えられる意味
というところをおさえて、50キロの人と100キロの人が橋を渡れると思うかの例を読むとわかりやすい。
数年後読み直すことになりそうな一冊だった。 -
アフォーダンスを理解したい人は読むべき本
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《ギブソンの理論の醍醐味の一つが、「局在する精神」、「世界像の構成者としての精神」の存在を認めてきた知覚理論を、実証の力もかりて、土台からくつがえしてみせたところにあることは確かだ。ギブソンの理論に出会ったら、精神が頭や脳のどこかにあり、世界の像がそこでつくられているなどという説明が急速に色あせ、信じられないものになる。そして、いまこのように見えていることの原因を、環境の中に探してみようとしはじめるようになる。他者のなにげない知覚行為が俄然いきいきとしたものに見えはじめる。つまり、世界や人間の行為や精神についての見方が根本的に変わるのである。》(p.132)
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アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンにより提唱された「アフォーダンス」についての入門書,ページ数が少なく元をあたるよりもハードルは低いだろう。デザインの理論としても重要な概念の一つであり,本書で入門して損のない内容だと思う。
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難しい。
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読み始めたばかりだが、感覚=知覚でないことを知った。
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ものを見ると言うことが初めて分かった!
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感覚というものが単独の感覚器官によって生じるのではなく、環境との相対的なつながりにより発生する、それがアフォーダンス(と、理解した。)。
ひとつひとつの実験や主張についてはなんとなくわかるような気がするが、このアフォーダンスという概念、なかなか言語化が難しいのか読んでいていまひとつ正鵠を得ない印象。
UI・UXの分野ではアフォーダンスという言葉に触れる機会があるが、こういった難しい概念をプラグティカルな領域にまで落とし込んだ先人たちの偉大さに感服する。 -
むずち
ここまでしかかかわれなかった -
新版 アフォーダンス (岩波科学ライブラリー)
ギブソンの言ってることがどうにも腑に落ちず、他の人はどう読んでるのか気になり、佐々木正人。教祖ギブソンに従うだけのつまらんやつ。不満は解消されず、むしろ金魚のフン野郎へのイライラが募ったばかり。雑だし荒いし、、、。ギブソンへの反論はないのか?
やむをえないので、生態学的視覚論を一時中断して、生態学的知覚システムから読み直すかな、、、。 -
表面的なところでしか説明できないなぁ。日常生活と結びつけることや対立する概念を関連づけられれば理解に近づくだろう。夏の課題だな。
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